お知らせ

基礎演習ⅡBフィールドワーク(2)

 11月4日(金)に実施された総合文化学科「基礎演習ⅡB」のフィールドワークのうち、歴史文化系と現代社会系の概要や参加学生のコメントを紹介します。

(1)歴史文化系
 出羽三山信仰の歴史文化について理解することや、明治以降の神仏分離後に信仰の変化はどうなったか、また観光化や環境のつながりなどを学習目的としました。調査活動は、羽黒山五重塔・いでは文化記念館・出羽三山神社合祭殿・出羽三山博物館及び大井沢大日寺跡を訪れ行いました。

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・若生一斗さん(総合文化学科1年)
 今回のフィールドワークでは、出羽三山である羽黒山と大井沢にある大日寺跡である湯殿山神社に行きました。羽黒山では杉木立の中、随神門を通り、五重塔まで実際に歩きました。僕自身は羽黒山を訪れるのは三度目だったのですが、この山から感じる清廉な空気に心が洗われるようでした。次に見学した湯殿山神社では、多くの参拝者を泊めていたという大日寺の規模を知ることができました。さらに、詳しいお話も聞くことが出来たので、とても中身のあるフィールドワークになったと思います。最後に、湯殿山神社前の石碑の文字に頭を突っ込んだのはいい思い出になりました。

(2)現代文化系
 「くらしとエコ」というテーマに基づき、アンケート調査を含めたフィールドワークを山形市(南山形地区を含む)を中心に展開しました。調査の主な内容は、私たちの日々の生活がどのように時代や環境の変化に対応してゆけばよいのか、そして生活者の視点から山形でのくらしを考えるというものでした。

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・大島加有さん(総合文化学科1年)
 今回のフィールドワークでは、エコ問題やごみ問題、環境問題について調べました。しかし、これらの問題のほかに、若者が出て行ってしまうことやTPPの問題などにも目を向け、地域の人々が将来自分の地域がどうあるべきかをものすごく真剣に考えておられることがわかりました。
 今回調査した問題以外にもそれぞれ解決しなくてはならないことがたくさんあるので、一人一人がその問題に対して向き合わなければならないと感じました。このことを通じて、みんなでどう考えていかなくてはならないのか話し合うことが非常に大切であると思いました。

・鈴木雄大さん(総合文化学科1年)
 私たちの班は、今回のフィールドワークで、高橋登商店さんと南山形コミュニティセンターを訪問しました。多くの地元の方々のお話を聞き、私の知らない「南山形地区」をたくさん知ることが出来ました。また、この地区をよりよくしたいという志を持った方々がおられ、とても感銘を受けました。
 このフィールドワークでいろいろな事を知ることが出来たので、今後に役立てていこうと思いました。