お知らせ

授業紹介『現代子ども論』 ~6月のゲストスピーカーをお迎えして~

子ども学科1年生の卒業必修科目『現代子ども論』は、建学の精神、現代の子どもの姿や実態、理想の保育者像の3項目を柱に授業を展開しています。毎年、ゲストスピーカーを招いてテーマに沿った講話をお願いしています。今年度、6月の内容を画像と学生の学び(課題用紙)でご紹介します。講師の先生方は、専門性を活かした内容を具体的に分かり易くお話してくださいました。学生は、画像を見入ったり話しを聞いたりメモを取ったりして、現代社会の実情について深く学ぶことができました。

 

期 日:6月4日(水)
テーマ:「子育て支援について考える」
講 師:社会福祉法人敬愛信の会 村山市はやま認定こども園
子育て支援センターぐんぐん 保育教諭兼支援員 髙橋 杏奈 先生

 

髙橋杏奈 先生

 

資料にどんどんメモを書き入れました

 

子育て支援センターのお部屋を紹介 

 

質疑応答 ~学生の質問に丁寧に答えて頂きました~  

 

東北文教大学短期大学部子ども学科 1年生 船山 美玖 

私は、今回の講話を聴いて「子育て支援センター」を詳しく知ることができた。名前は聞いたことがあったが、どんな活動を行っている場かを知らなかったので、新たな学びができた。私が印象に残ったのは2つだ。1つ目は、子育てなどに関する「相談・援助の実施」だ。「否定しない」「指導的にならない」「すぐに正論を言わない」という3つは、子育てで繊細になっている母親にとってすごく大切だと感じた。心の寄り所がほしくて子育て支援センターに行く方もいると思うので、「ホッとする場」作りも良いアイディアで 素敵だと思った。2つ目は、イベントの充実さだ。運動会や野菜の苗植え、収穫など、他の保育施設でも行っているイベントでも、運動会は特に印象に残った。まだ歩くことやはいはいができない赤ちゃんでも楽しめるように競技を工夫したり、親子で安全に盛りあがれる競技を中心に開催していてもとても興味を持った。また、子どもだけでなくお母さんへのマッサージなど、日頃疲れているお母さんにマッサージするのはリフレッシュにもなり良い機会だと感じた。私は、今まで保育園や幼稚園などの施設にしか興味をもっていなかったが。新たに「子育て支援センター」という場を知り、働くのに興味を持った。素敵な行事や施設の目的がたくさんあって、このような施設がもつと増えれば良いなと思った。今日はありがとうございました。

 

 

 

期 日:612日(水) 

テーマ:「性の多様性と保育を考える」 

講 師:学校法人富澤学園東北文教大学人間科学部非常勤講師 齋藤 由美子 先生 

  

齋藤由美子 先生 

 

  考えてみよう!

 

齋藤先生から学生に直接インタビュー 

 

自分の考えをYes、Noで表してみよう!

  

東北文教大学短期大学部子ども学科 1年生 安達 優香 

今回の講話を聞いて、見た目や色などで性別を判断したりすることや、ジェンダーに対する偏見などがもっと減ってほしいと改めて感じた。今は前よりも偏見がなくなってきているし、外を歩いていても、髪が長い男の人を見かけたり、SNSで男の人がメイクをしたりするのを見るけれど、自分がしたいこと、なりたい姿を貫いていて、とても素敵だと私は感じた。自分の性を認識するのは2、3歳頃からで、周囲の働きかけが大きな影響を与えていると知ったので、小さいうちから、その子が選んだものを尊重してあげたいと思った。しかし、「息子がピンクのランドセルを欲しがっている。ピンクのランドセルを買う?」という質問をされた時、迷ってしまったし、反対派の人の意見を聞いたときに気持ちが偏ったりしたので、私自身まだ少し偏見があったり、変な目で見られてしまうかもという気持ちがあるのだと気づいた。偏見をなくし、誰もが生きやすい生活をするためにも、LGBTの子どもたちとたくさん関わり、良さを周りにも共有していきたいと思った。十人十色と言われるように、生のあり様も多様なので、個性を認め合える世の中になると良いと思った。貴重な講話をしてくださりありがとうございました。 

 

 

文責:横沢文恵 

                                (写真掲載許諾済)