授業紹介『現代子ども論』 ~ゲストスピーカーをお迎えして~
子ども学科1年生の卒業必修科目『現代子ども論』は、建学の精神、現代の子どもの姿や実態、理想の保育者像の3項目を柱に授業を展開しています。毎年、ゲストスピーカーを招いてテーマに沿った講話をお願いしています。今年度の内容を画像と学生の学び(課題用紙)でご紹介します。パワーポイントの画像から伝わってくる子どもの日々の生活と遊びについて、講師の先生はとても丁寧に分かり易くその場面を解説してくださいました。学生は、熱心に画像を見入ったり話を聞いたりメモを取ったりして、有意義な時間を過ごしました。
期 日 5月14日(水)
テーマ 「0~2歳児の子どもの生活と遊び、保育士の役割」
講 師 社会福祉法人敬愛信の会 上山あいこども園 石山 朋恵 先生
1 石山朋恵 先生
2 手遊びの紹介
3 楽しい手遊びに大喜び…
東北文教大学短期大学部子ども学科 1年生 竹田 留奈
講話をお聞きして、0、1、2歳児の子どもとの関わり方を学ばせていただきました。0歳児は、慣れない環境の中で、不安や恐怖の気持ちが強くあるため、一人の担当者との信頼関係や愛着関係というものがとても大切だとわかりました。最初は不安でも、保育者との信頼関係が構築されていくと、安心して過ごしていけるになることを知りました。1歳児は、身近なことに興味をもち、行動範囲を広げていく時期なので、子どもの話に共感したり保育者が一緒に楽しんだりすることが安心につながると知りました。子ども同士での関わりも増えていくため、保育者がお手本になっていくことが大切だと思いました。2歳児は、言葉もだんだん発達し自己主張が激しくなる時期なので、より丁寧に子どもの気持ちを理解する必要があると思いました。また、友達のことを心配することができたり相手の気持ちを理解することができたりと人と関わる力がとても伸びる時期だと気づきました。実習など不安なことはたくさんありますが、とにかく子どもと関わるときは、笑顔を大切にしていきたいです。子どもの気持ちを1番大切にして、深く知ろうと関わっていきたいです。子どもの気持ちを丁寧に受け止めて、その子にとって心地いいこと、安心できることを探せる保育者になりたいです。
期 日 5月21日(水)
テーマ 「3~5歳児の子どもの生活と遊び、幼稚園教諭の役割」
講 師 学校法人富澤学園東北文教大学付属幼稚園 大場 美咲 先生
4 大場美咲 先生
5 子どもの姿(戸外遊びの様子)
6 子どもの姿(室内遊びの様子)
7 質疑応答
東北文教大学短期大学部子ども学科 1年生 伊藤 晴日
3、4、5歳児は、成長がたくさん見られる年齢だと感じました。年毎の成長ももちろん大きいけど、月毎にもたくさんの成長を見せてくれる楽しい時期だなと思いました。4月は、やっぱり不安も多い時期だし、その中で保育者の役割がどれほど大切かを改めてしることができました。たくさん話したりスキンシップをとったり遊んだりすることをこれからの保育で心がけていたいなと思いました。幼稚園の中での楽しみを一緒に見つけることで、楽しみも増えるし、安心してすごせる場所も増えるので、子どもにとってもメリットでしかないなと思いました。ごっこ遊びや見立て遊びで自分の気持ちを表現してくれる年頃は、見ているこっち側の事も楽しませてくれるんだなと写真を見て思いました。十人十色の子どもたちとどう寄り添っていくのかをたくさん経験して学んでいきたいと思いました。実習への不安しかなかったけれど、やっぱり子どもっておもしろいなあと改めて思うことができました。ありがとうございました。保育者になるのが楽しみだとすごく強く思いました。子どもたち同士の助け合い、どんな場面でもいろいろな感情をくれると感じました。単純じゃないからこそおもしろいし、私もこれからどんどん子どもを知りたくなりました。
文責:横沢文恵
(写真掲載許諾済)