お知らせ

【ゲストスピーカー】「地域活動実践演習」で2名の講師をお招きしました

  人間福祉学科の「地域活動実践演習」で2回にわたり2名のゲストスピーカーの方に講義をしていただきました。この科目は、地域活動(ボランティア活動)を実践し、対人援助の基礎的な態度を養い、地域の中での活動の意義について理解を深めることを目指します。
  6月5日(火)に、社会福祉法人東北福祉会法人本部総括施設長・せんだんの杜杜長(もりちょう)の中里仁氏をお招きしました。東北福祉会は、東北福祉大学が母体であり、4つの介護福祉施設や関連事業所、認知症介護研究・研修センターを運営し、特に地域に開けた先駆的な取り組みを行っています。中里氏からは、「ボランティア活動の意義について」をテーマとし、地域福祉の実践者としてのこれまでの経験を基に、「感じ・考え・行動する」ことの大切さや制度の枠に捉われずに生活課題を見つめる視点についてご講義いただきました。
      <学生の感想>
・これから参加するボランティア活動では、ただボランティアに参加し、言われたことをするのではなく、自分の考えや意志を持ち、自分のためにもなる活動にしていきた いと思った。
・今回の講話を聞いて、地域というものが自分の家の隣近所~日本と幅広いことを知り、それらの場所でいかに自分が「感じ・考え・行動」できるか今後のボランティア活動で挑戦していけたらよいなと感じました。
・自分も様々なボランティアに参加して視野をもっと広げたほうが自分のためになると思った。
・活動を行う中で、どのような支援が必要か考えて、声を聞いて、実践するも上手くいかないこともあるが、「感じ・考え・行動する」ことで次に繋げていけると思った。
・身近なことから始めて、地域の方の役に立つということは大切だと思った。
・2年間のうちに、たくさんの人と関わったり、色々経験をして学び、働くときに活かしていきたい。
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  6月12日(火)に、柴田社会福祉士事務所代表の柴田邦昭氏をお招きしました。柴田氏の前職は山形県社会福祉協議会の地域福祉部長で、その経験を生かし独立型の社会福祉士事務所を立ち上げ地域福祉の実践者としてご活躍しています。「住民主体の地域づくりにおけるボランティアの役割」をテーマとして、実践事例を基に地域で支援が必要な人について、そして、その地域での生活課題を解決するしくみ、地域福祉の全体像として、自助・共助・公助・互助について説明いただき、住民主体の地域づくりとはどういうことかについてご講義いただきました。
       <学生の感想>
・社会福祉の仕事内容は、医療、福祉、教育、行政機関との繋がりが深いことが理解でき、これからの介護福祉は地域との交流を深めて、互いに助け合い、介護の質を高め、社会全体で安心して暮らせるように、私も積極的に参加し、行動したいと思います。
・地域福祉の実践は、難しいことではなく、小さな事でも気にかけて人を支えることだと思いました。少しの助けと支えが、支援を必要とする方には力になると思いました。
・私たちがボランティア活動などをすることによって、地域福祉に役だっていることが分かった。
・地域で支援を行う必要のある人、その中で孤独・孤立が生まれる原因が多くあるということが分かりました。
・社会福祉士の仕事について、地域の人々との交流の場を作ったり、ごみ屋敷とかの問題にも携わることを知り、社会福祉は広い範囲だということが分かった。
・高齢者の地域での孤立・孤独が増えていることから、普段、地域ですれ違った高齢者に挨拶をするなど身近なことから始めたいと思った。
・自分にできることは何か、すぐには思いつきませんが、先生のおっしゃった「地域に広く関心を持って、目を向けられる人」になれるように日々意識していきたいと思います。
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