東北文教大学 附属図書館

『川崎みさをさんの昔話』 解題

『川崎みさをさんの昔話』 54・1・15 B6版 172頁

 川崎みさをさんは私が昔話を聞き初めた頃に、昔話とはこれだと教えてくれた百話クラスの語り手である。息子みたいなつもりで、行きたい時に行く。勝手に注文をつけたり、茸とりに行ったこともある。山口崇氏が置賜の昔話を聞きたいというときに、真先に頭に浮かんだのが川崎さんでもあった。すでにガリ版にした「津川の民俗」はじめいろいろなものに散在している川崎さんの昔話をまとめておかないと散佚してしまうと考えて、今迄語ったものを集めたのが、このガリ版で、昔話のタブーやら民謡、わらべ唄まで、さらには早物語、賷女口説、祭文語りまで知っていられるし、「御詠歌の昔話」なども加えてくれた。