授業紹介『幼児と環境』 ~野菜の栽培体験~
子ども学科1年生前期の必修科目です。授業内活動の一環として、大学構内で野菜の栽培体験をしています。学生は、4人1組のグループを編成し、メンバーで相談して育てたい野菜を決めました。野菜の植え方や世話の仕方を調べる、苗を植える、世話をする、観察する、記録する(日々の記録と成長を画像に収める)、収穫する、野菜を使った料理を作る、食べるなど、全員が5月~7月下旬まで栽培体験に取り組みます。実体験不足が懸念されている近年、学生にとっては貴重な体験の場になっています。体験を通しての学生の気づき・発見・感動など、生の声もお伝えします。
5月上旬…4人1組のグループで野菜の苗を植えました
朝の水かけと観察が楽しみの1つになりました
毎日、野菜の生長を観察したり、分からないことを調べたりしました
花が咲き、実をつけることを知り感激していました
6月…待ちに待った野菜の収穫の時期がやってきました
東北文教大学短期大学部子ども学科1年生 駒村綾音 『中玉トマト&ミニトマト』
思っていたより生長が早く、毎日のように変化が見られておもしろかった。人間のように病気になったりもして、天候や気温によって水の量、あげる時間がいかに大切なのかを知ることができた。初めて実がなった時は、自分達で育てているせいか愛着が湧いて、とてもうれしかった。他の班の赤ちゃんキュウリがなっている所を初めてしっかり見ることが出来て、キュウリをそのまま小さくしたような感じでかわいかった。
東北文教大学短期大学部子ども学科1年生 今田智恵 『ナス』
今まで、野菜を育てた経験があまりなく不安だったものの、班の人と協力して育てて、とても楽しいです。私は正直、ナスの実がどこからどのように実るのかが分らないでいました。しかし、一ヶ月が経ち、葉が大きくなり紫色の花が咲き、その花の中心からナスの実が膨らんできているのに感動しました。今まで不安だったのが葉についている油虫です。どんどん葉を食べていき育たなくなったらどうしようかと思いましたが、班の人から牛乳をかけると良いと聞いて、なるほどと思いました。とても発見や感動、気づきが多くて楽しいです。
東北文教大学短期大学部子ども学科1年生 竹田留奈 『キュウリ』
1ヶ月前は、まだ葉っぱも小さくて、大きく育つか不安な気持ちもあったが、毎日、観察したり水やりをしたりしていくうちに、どんどん葉っぱが大きくなり、花が咲き、実ができてとても感動した。1ヶ月でもうすでに収穫することができ、自分たちで育てたキュウリは、とてもみずみずしくておいしかった。これからもっとおいしいキュウリを収穫できるように、愛情をたっぷり注ぎたい。
文責 授業担当 横沢文恵
(写真掲載許諾済)