総合文化学科では１年の必修科目として、文化コース・社会コースの各コースに必要な学問の方法を学び、人間や社会の出来事を総合的に理解し説明できる力の習得を目的とする「コース演習」を設けています。その授業の中核となるフィールドワークを2018年11月13日に実施しました。

　「文化コース演習」では、山形市内で情報・文化活動にかかわる施設・団体の現状・課題を知るために「山形県立図書館」「山形市観光協会」を訪問し、インタビュー取材を行いました。

「文化コース演習」（施設見学：山形県立図書館）

「文化コース演習」（インタビュー取材：山形県立図書館）

「文化コース演習」（インタビュー取材後：山形市観光協会）

　「社会コース演習」では、山形市中心市街地の現状の理解、行ってみたい市街地にするための考察を目的に、山形市七日町周辺の各施設の方々や山形七日町周辺で開催されるイベントの主催者の方々へのインタビュー調査と街歩き調査を行いました。

「社会コース演習」（インタビュー調査：やまぎんホール（山形県県民会館））

「社会コース演習」（インタビュー調査：最上義光歴史館 ）

「社会コース演習」（インタビュー調査：オクトーバーフェスト ）

「社会コース演習」（インタビュー調査：七日町御殿堰開発株式会社）

　そして、フィールドワークでの取材・調査成果の発表会を、文化コースは2018年12月18日（火）、社会コースは2019年1月5日（火）・12日（火）の授業内に実施しました。

　 「文化コース演習」では、取材先である「山形県立図書館」「山形市観光協会」から3名の関係者に参加いただき、各グループの発表を行いました。質疑応答では、参加関係者の皆様から様々なご質問やご助言をいただき、受講者はその場で質問に対応する難しさを体感しながらも、現時点での考えを答えていました。自分たちの調査内容や意見を深める良い機会となりました。

　「社会コース演習」では、各グループが実施した中心市街地の実情と活性化に関する６つの店舗や施設へのインタビュー結果、街でのアンケート調査や街歩き調査の結果の報告を行いました。さらに、それらを踏まえた今後の活性化にむけた提案を発表し、ゲストの中心市街地活性化のご専門家からは助言と学生らしい提案への賞賛、またこれからの実際の取り組みについてお聞きし、理解を深めることができました。

　 総合文化学科では、2年になってからも多くの体験型授業が設けられています。「コース演習」は実際の社会人との交流を通して、その基礎技能を実践的に身につけていく授業です。