南山形ことば集 「さ行」

さ

この先悪い。

かなづち。

祭文語り。錫杖や法螺貝を伴奏楽器として、祭文と呼ばれる歌謡を語った大道芸。

鮭。*さけのいお(魚)から。

さすかえねえ
音声スクリプト

差し支えない。

仕様のない。

早くしなさい。「さっさどくえ(早く食べなさい)」、「さっさどすろ(早くしなさい)」

①怖い。うらびれた感じの場所などに対して用いる。②さみしい。

さぶろ
使用度音声スクリプト

スコップ。シャベル。

さま
音声

障子。

一切構わない。

少し足りないような人を意味する罵倒語。

戸やドアの鍵をかけること。

錠をかける。

ざ

田舎。

ざっこ
音声

①小魚。②一人前で無い人。

魚獲り。

ざらぶ
使用度

葬式。〈ざらんぽん〉とも。

し

しぇ
音声スクリプト

良い。

しぇがら
音声スクリプト

いいから。放っておいて欲しい時に用いる。「しぇがら、かまねで」

しぇぐなえ
音声スクリプト

良くない。

せまい。

しぇふろ
音声

家に備え付けてあるお風呂(五右衛門風呂などではなく)。

蝉。〈しぇんみ〉とも。

しぇめくら
音声スクリプト

鬼ごっこ。かくれんぼ。

しぇめる
使用度

捕まえる。「どじょうしぇめ、あべー(どじょう捕まえに行こう)」

せわしい

しぇんしぇ
音声スクリプト

先生。

しぇんつ
使用度音声スクリプト

便所。大便所。〈せんつ〉とも。小便をする場所は〈べんじょ〉。60代以上では、大便所の意味で用いることが多いが、60代以下ではトイレ全般の意味で用いることが多い。

冷える。

しぐる
音声スクリプト

眼をとじる。

ころぶ。

しして
使用度

終日。一日中。

知らない

持て余す。〈しゃます〉とも。

ひたい。

したげ
音声

唾。

おひたし。

したれば
音声スクリプト

そうしたら。

しっしゃわせ
音声スクリプト

幸せ。

してあげる。

一食(食事の回数)。〈かだげ〉を参照。

つねる、ひねる。

意気地なし。

~してください、の意味。「休まっしゃえ(休んで下さい)」

汁を盛る杓子。

しゃすえ
音声

しばらくぶり。久しい。〈ししゃっすえ〉とも。

匙、スプーン。

しゃっぽ
使用度

帽子。〈しゃぽ〉〈ちゃっぽ〉とも。

退く。避ける。命令形で「しゃてろ(行きなさい、去りなさい)」の意味も。〈しゃってる〉とも。

①弟。②舎弟。

しゃね
音声

知らない。「しゃねず(知らない)」「しゃねがず(知らないか)」

知らない振りをする。

スコップ。〈さぶろ〉とも。

話す。「しゃべんな」「しゃべろ」

しゃます
使用度

持て余す。〈ししゃます〉(30年代生)〈ししゃますする〉とも。

背負う。

ずっと前。昔。以前に。〈しょでん〉とも。

しょすえ
音声

はずかしい。

塩からい。

ずっと前。昔。以前に。〈しょうでん〉とも。「ここさ、しょでん、井戸あった(ここに以前井戸があった)」

嫌がらせ。そねみ。

嫌がらせをする。そねむ。

本屋さん。

小便。小便所。

家計を握っている人。「あの奥さん、しんしょもづだからなあ」

引きぬく。根菜(野菜)ぬく。「だいこん、しんぬいでこい」

午前中。昼の前。

じ

じぇに
音声スクリプト

お金。〈じぇね〉とも。

預金箱。

おじいさん。

じゃが
音声

あばた。

玄関。〈じょのぐつ〉とも。

簡単。〈じょさね〉とも。

簡単。〈じょうさね〉とも。

玄関。〈じょうぐづ〉とも。

じょんだ
音声

上手だ。

おじいさん。

藁でできた長靴。

す

酸っぱい菜。

すが
音声

水面に張る氷。「すがはった(氷が張った)」

すこぐる
音声スクリプト

ころぶ。ころがる。転倒する。

少し下さい。

すだらがす
音声スクリプト

洗った皿などの水を切る。

すなこえ
使用度

①柔らかくて噛み切れず、歯切れが悪い様子。②なかなか折れない人を指して言う。

すねる。

すねこぐれる
使用度

ふくれる。〈すねこげる〉(30年代生)とも。

すびた
使用度

①柿や茄子のへた。②野菜や果物の切りくず。〈すぴた〉〈すんぴた〉とも。

弱虫。いくじなし。しみったれ。〈すんぴたれ〉とも。

凍る。

おしめ。

しろ。やれ。

小さく成れ。座りなさい。

すんけたがり
使用度

頭のおかしい人。神経質な人。何ともならない相手。〈すんけいたがり〉とも。

財産。

弱虫。いくじなし。しみったれ。〈すびたれ〉とも。

隅っこ。

ず

線を引く。

ずぐだれ
音声スクリプト

弱虫。

ごねる。むずかる。駄々をこねる。〈ずごねる〉とも。

膝をついて頭を下げる。

ずげ
使用度

遠慮。〈ずんけ〉とも。*「辞儀」からの転。「ずげすんな(遠慮すんな)」

すぐ。

ずごねる
使用度

ごねる。むずかる。駄々をこねる。〈ずぐねる〉とも。

おじいさん。

ずだらばだら
使用度

騒がしい。

①自然と。②だんだんに。

嘘をつく。〈ずほこぐ〉からの転。

巡査。

ずんたんぽ
使用度

どんぐり。

おじいさん。

祖父。

ずんつぁ
音声スクリプト

祖父。じいさん。おじいさん。

おじいさん

人力曳き。

せ

せずく
音声

催促。

最後ッ屁。

台所から流れでた生活排水用の下水溜り。溜まった水を〈せなみず〉と言う。

せわすね
音声

忙しい。

せんつ
音声

便所。大便所。〈しぇんつ〉とも。

昔。

ぜ

座ることを意味する育児語。幼児に使う。〈じぇんこする〉とも。

そ

そずる
音声スクリプト

傷がついて古くなる。自動詞として用いる。

そだす
音声

傷める。他動詞として用いる。

用材に使えない木の切れはし。たきぎに使う。

ぞ

雑炊。南山形地域では菜漬けを入れたものが多い。

雑炊御飯。