シラバス トップページへ 東北文教大学トップページへ

保育実習ⅡA

開講年次:2年次

卒業:選択  保育士:選必

開講時期:前期 授業形態:実習 授業回数:45 回 時間数:90 時間 単位:2 単位

佐東治、石井美和、横沢文恵


■ 科目のねらい
この科目は、保育実践について学ぶための科目であり、保育の本質を十分に理解し、5つの領域を理解して保育を計画し、保育の方法や技術を身につけて実践でき、保育者としてふさわしい言動や豊かな感性と情操をもって子どもの心身の育ちを支えるための専門的知識や技術を磨くことのできる保育者をめざして、主体的、意欲的に保育の学びを深めることをねらいとする(DPに対応する中項目:③⑤⑦)。

■ 授業の概要
保育実習ⅠAで学んだ経験に基づき、保育実習ⅡAでは、これまで学んだ保育に関する様々な知識、技能をより一層総合的に実践する応用力を養うため、保育の理論と実践が強く関連していることを深く学ぶ。
特に、保育所の機能と役割、子ども(乳幼児)の発達過程や内面の気持ちの理解、子ども理解に基づいた保育の計画や保育士の援助について実践を通して理解を深めることをねらいとする。実習においては、主に3歳以上児を中心に10日間以上、観察実習・参加実習・責任(部分・全日)実習を行い、実習録に毎日記する。

■ 達成目標・到達目標
①保育の様子、子どもの様子、保育者の援助や留意事項を観察して的確な記録を書くことができる。
②的確な記録を生かしたり、実習指導の助言を素直に受け止めたりしながら、子どもと適切にかかわることができる。
③子どもの実態を的確にとらえたり発達の過程を踏まえたりして、保育の一部や一日の指導計画を立案することができる。
④指導計画案に基づいて実践を行い、自らの保育実践を謙虚に振り返って記録することができる。

■ 単位認定の要件
実習録の課題用紙を全て提出すること。
達成目標・到達目標が60%達成されていること。

■ 単位の認定方法及び割合

■ 実習
〔実習内容〕
   
 1.保育所の役割と機能の具体的展開
 (1)養護と保育が一体となって行われる保育
 (2)保育所の社会的役割と社会的責任
 2.保育の理解
 (1)子どもの心身の状態や活動の観察
 (2)保育士等の動きや実践の観察
 (3)保育所の生活の流れや展開の把握
 3.子どもの保育と子育て支援・地域社会との連携
 (1)環境を通して行う保育、生活や遊びを通して総合的に行う保育の理解
 (2)保護者支援や子育て支援の理解
 (3)地域社会との連携の理解
 4.指導計画立案と実践や観察、記録及び評価
 (1)保育課程に基づく指導計画の作成・実践・省察・評価のサイクルの理解
 (2)指導計画立案とそれにもとづく保育実践と評価
 5.保育士の業務と職業倫理
 (1)保育士としての倫理観
 (2)保育士の業務内容
 6.今後の自己課題の明確化

  
  

■ 時間外学修
実習に向けた準備。指導案の作成。実習録の記入。

■ 課題に対するフィードバック
実習内容研究Cにおいて課題等のフィードバックをおこなう

■ 使用テキスト・教材
学科指定教本(履修の手引き参照)

■ 参考文献等
授業内で適宜紹介する

■ 備考
実習園からの評価(60%)と実習録(40%)で評価となる。実習園にお送りしたお礼状のコピーを提出すること。未提出の場合は5点減点となる。

 
Copyright ©2013 TOHOKU BUNKYO COLLEGE. All rights reserved.