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介護過程Ⅳ

開講年次:2年次

卒業:選必  介護福祉:必修

開講時期:後期 授業形態:演習 授業回数:15 回 時間数:30 時間 単位:1 単位

齋 藤 美 穂(実務経験あり)


■ 科目のねらい
 この科目は現代福祉学科の3つのディプロマ・ポリシーを身につけることを目標に設置されたカリキュラム・ポリシー「人間の幸せと社会のあり方を幅広く捉え『尊厳の保持』『自立支援』を踏まえ介護を必要とする人のあらゆる場面に汎用できる専門的な知識・技術・態度を養う」ことをねらいとしている。
「介護過程Ⅳ」は、2年間を通して学び、介護の専門性を身につけるための総合的な科目である。「介護過程Ⅰ」~「介護過程Ⅲ」、介護実習3段階を履修した後の科目「介護過程Ⅳ」として、より実践的かつ根拠を深めた内容となる。「介護過程Ⅴ」と並行して履修することで、高い倫理性のもとに対象者の課題解決に対応できうるスキルを修得することを目指している。(DP中項目⑤)

■ 授業の概要
 介護実習Ⅲの経験を踏まえて、専門職として実践的な「介護過程の展開」とは何かを理解するために、再アセスメント及び、再評価を行う。そのために、事例の情報を再確認し、根拠が不明な部分は、調べ直し二次アセスメントとして理解を深める。授業者が介護福祉士として実務経験で得た介護実践の困難さや再アセスメント、計画の修正の必要性など事例を挙げて振り返る。介護実習における介護過程展開の内容をレポートにまとめ、今後の課題を把握する。さらに、一人ひとりがその内容を報告し、相互に評価し合うことで多様な事例展開方法を学ぶ機会とし、介護福祉士の生活支援と他職種連携における介護福祉士の役割を理解する。

■ 達成目標・到達目標
①介護実習Ⅲにおける介護過程の展開シートを再確認し完成させることができる。
②介護実習Ⅲにおける介護過程の展開をふりかえり、自己評価することができる。
③介護実習Ⅲにおける介護過程の展開をふりかえり、修正および改善方法を立案することができる。
④介護過程の展開をレポートにまとめることができる。

■ 単位認定の要件
①~④のすべてについて60%以上到達すること。

■ 単位の認定方法及び割合
期末レポート:50% 授業内試験:30% 授業内活動:20%

■ 授業計画


















■ 時間外学修
介護実習Ⅲの課題シートを振り返り、不十分な所は調べ直し再アセスメントする。わからない病気や障害については事前に調べ介護実践の根拠を明確にしておくこと。調べた内容は指定のシートに記載し提出すること。(15時間)

■ 課題に対するフィードバック
・事例展開について発表を行い、相互に評価する
・内容についてコメントし、必要に応じて修正を指示する

■ 使用テキスト・教材
最新・介護福祉士養成講座第9巻『介護過程』(中央法規出版)

■ 参考文献等
改定版「エビデンスに基づく症状別看護ケア関連図」(中央法規出版)
機能障害からみる看護過程(中央法規出版)

■ 備考
事例の再アセスメントは、他の授業で使用するテキストや、参考文献を活用し生活課題の根拠を調べ二次アセスメントとしてまとめておくこと。また、介護介入の根拠や評価の指標についても調べ、再評価としてふりかえりに役立てること。

 
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