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社会福祉統計法

開講年次:2年次

卒業:選必

開講時期:前期 授業形態:講義・演習 授業回数:15 回 時間数:30 時間 単位:2 単位

松 田 浩 平


■ 科目のねらい
本科目は、介護福祉専門領域のキャリア教育に基づく科目を配置してる「介護福祉専門教育科目」の領域の科目であり「人間と社会」に位置づけられている。「人間と社会」では、主に介護を必要とする人に対する全人的な理解や尊厳の保持、社会福祉に関する科目を配置している。
社会福祉領域での統計的データの扱いになれるとともに、介護福祉・社会福祉で必要とされる社会事象や問題について定
量的に考察するために必要な統計技法を習得する。(DP中項目③⑧)

■ 授業の概要
 統計的資料は社会福祉政策や行政の基盤となる資料である。これらをもとに、地域福祉の指針や介護計画などが策定さ
れる。しかし、これらの統計資料は基礎知識無しで引用すると誤用や誤解を招く。そのため統計学の基本的な知識が必要
となる。本演習では介護福祉・社会福祉で必要とされる社会事象や問題について定量的に考察するために必要な統計技法
を習得する。目的や問題意識に沿い、データを収集し、分析・検証能力を身につけるために、基本的な統計量の算出方法
から始まり、回帰と相関、確率分布、推定と検定、初歩的な分散分析法まで実習を通して実体験し学修する。

■ 達成目標・到達目標
①代表値や散布度を示す基本統計量について素データから算出できる。
②回帰と相関の性質を理解し、回帰式と相関係数から供応関係を評価できる。
③統計的結果について有意水準を設定し帰無仮説を立てて、推定と検定ができる。
④統計的な結果より、仮説演繹によって事実の確認ができる。

■ 単位認定の要件
1) 少なくとも、代表値・散布度・相関係数と平均値の信頼限界を求め、作図して結果について説明ができること。
2) 2要因配置の主効果と交互作用について分散分析結果を説明し仮説演繹ができること。

■ 単位の認定方法及び割合
授業内提出物:60% 授業内試験:20% 授業内活動:20%

■ 授業計画


















■ 時間外学修
授業内では、課題の説明と基本的な操作や作業の進め方を説明し実習するので、授業内で終わらない場合は空き時間を利用して課題を完成させること。

■ 課題に対するフィードバック
課題や提出物については、授業内でコメントを加えて解説する

■ 使用テキスト・教材
Excelでできるらくらく統計解析 (Windows用 Excel2019/2016/2013/2010&Office365対応版),2019年,自由国民社,ISB::978-4426125851

■ 参考文献等
社会調査の基礎 第3版(社会福祉士シリーズ5),宮本和彦ら(編著),2016年,弘文堂,ISBN: 978-4335611735

■ 備考
各自のUSBフラッシュメモリを使用します。授業までに少なくとも4Gb以上の容量のものを用意してください。またUSBメモリーからのデータ漏洩やコンピュータウイルス感染防止についても授業の中で解説します。なおUSBフラッシュメモリの耐用年数は3~5年程度です。古い製品を使用し続けると内部のデータが毀損され読み書きができなくなることがあります。

 
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