シラバス

家政学

開講年次：2年次

卒業：選必　　福祉主事：必修

開講時期：後期　授業形態：講義　授業回数：15 回　時間数：30 時間　単位：2 単位

斎　藤　祐　子

■ 科目のねらい
この科目は現代福祉学科の３つのディプロマ・ポリシーを身につけることを目標に設置されたカリキュラム・ポリシー「
人間の幸せと社会のあり方を幅広く捉え、利用者の生活を支えるために必要な介護の理念や知識・態度を学び、介護に必
要な専門的知識の習得する」ことをねらいとしている（DP中項目①、⑦）。
「食」を通して日本人の食の歴史や文化、私達の健康および日常食べている食品の特性や調理操作の意義について理解を
深める。また、高齢者の生活の構造や生活の質について考え、高齢者が望ましい家庭生活を送るために支援する方法を理解し、実践する能力を身につける。

■ 授業の概要
高齢者の家庭生活について、生活の構造や生活上の問題について考え、よりよい支援の方法を考える。食文化や健康問題、調理支援など、自分達にとってもっとも身近な「食」について改めて考える。

■ 達成目標・到達目標
(1)高齢者の生活について、より質の高い生活支援の実践方法を考え説明することができる。
(2)日本の食文化について、特徴を説明することができる。
(3)食生活の変化や生活習慣病についてて学ぶことで、自らの食生活の管理能力が向上する。

■ 単位認定の要件
(1)～(3)の項目について60％以上理解すること。

■ 単位の認定方法及び割合
期末レポート：60％　授業内提出物：20％　授業内活動：20％

■ 授業計画

第1回オリエンテーション福祉と家政学

福祉における家政学について学ぶ。

第2回家族、介護と家族関係

家族をめぐる変化と介護について学ぶ。

第3回高齢者の家庭経済

高齢者世帯の家計の状況、消費者問題について学ぶ。

第4回日本の食文化

日本食の特徴を文化・栄養・食品の面から学ぶとともに、郷土料理に対する理解を深める。

第5回海外の食文化

海外の食文化の特徴について学ぶ。

第6回栄養素の種類と働き

3大栄養素やビタミン、ミネラルの種類と働きについて学ぶ。

第7回ライフステージと栄養管理

妊娠・授乳期、乳幼児、思春期、成人・更年期、高齢期の栄養管理について扱う。

第8回生活習慣病予防のための食事（調理）

減塩や野菜摂取など、日ごろの食生活が生活習慣病予防につながることを学び、具体的な献立について考え調理する。

第9回食文化調べ学習①

日本または海外の食文化についてグループ毎にテーマを決め、調べ学習をしパワーポイントにまとめる。

第10回食文化調べ学習②

日本または海外の食文化についてグループ毎にテーマを決め、調べ学習をしパワーポイントにまとめる。

第11回食文化調べ学習③

日本または海外の食文化についてグループ毎にテーマを決め、調べ学習をしパワーポイントにまとめる。

第12回食文化発表会①

各国の食文化についてパワーポイントを使って発表を行う。

第13回被服と家庭生活

被服を購入する際のサイズ表示や支払い方法などの留意事項について学ぶ

第14回高齢者のライフヒストリー

高齢者へのインタビューを通して、対象者への理解を深めていく方法を学ぶ。

第15回まとめ

授業で行った内容についてのまとめを行う。

■ 時間外学修
毎回、講義ごとにテキストを読み、理解した内容をノートに整理すること。パワーポイントによる発表も行うので、パワーポイントを事前に使えるようにすること（目安時間：約４時間）。

■ 課題に対するフィードバック
演習や発表については、グループ毎および個人の振り返りをし、教員が事後指導する。

■ 使用テキスト・教材
新版『福祉のための家政学』中川英子編著　建帛社

■ 参考文献等

■ 備考
食文化についてはグループワークを行い、グループ毎にパワーポイントで発表をする。

2022年度 シラバス 短期大学部 現代福祉学科

2022年度　シラバス　　短期大学部　現代福祉学科