|
開講年次:1・2年次
|
|
卒業:選択
|
|
|
|
開講時期:後期 授業形態:講義・演習 授業回数:15 回 時間数:30 時間 単位:2 単位
|
| ■ 科目のねらい |
|
コア科目の領域におけるこの科目は、学生が学問の方法を身につけ歴史と文化を踏まえて人間や社会の出来事を総合的に理解し説明できるようになることをねらいとし、また、卒業研究にあたっての周辺的知識を得る科目として「関連」の科目群に配置している。
|
| ■ 授業の概要 |
「在る」とは何か。「在る」ことの不思議さを古代ギリシア人は、タウマゼイン(存在驚愕)と名付けた。この授業では、ヨーロッパ文化の源泉としての古代ギリシア哲学について学ぶことをとおして、さまざまなものの考え方や生き方につ いて総合的に理解する力を培うとともに、意見交換等をとおして、自ら考える姿勢や課題解決能力を身に付けることをめざしている。哲学が科学や宗教とどのように異なるか、哲学の祖タレスの意義、想起説を唱えたソクラテス、イデアを探究したプラトン、学問体系の創始者アリストテレス、そしてストア学派、懐疑派など、ギリシア哲学の第一期から第三期までを順に学習していく。
|
| ■ 達成目標・到達目標 |
・哲学の祖タレスの持つ意義について説明することができる。 ・神話による世界の説明について、その特徴を記すことができる。 ・プラトンの著作における「対話」という方法の持つ意味について説明することができる。 ・哲学が、科学や宗教とどのように異なるのかを説明することができる。
|
| ■ 単位認定の要件 |
|
達成目標・到達目標の項目すべてについて、60%以上理解すること。
|
| ■ 単位の認定方法及び割合 |
|
期末レポート:50% 授業内提出物:30% 授業内活動:20%
|
| 第1回 |
ガイダンス
|
| |
哲学が科学や宗教とどのように異なるのかについて学ぶ(グループに分かれてディスカッション)。
|
| 第2回 |
ギリシア哲学第一期(1)
|
| |
第一期についての概要を学ぶ(グループに分かれてディスカッション)。
|
| 第3回 |
ギリシア哲学第一期(2)
|
| |
哲学の創始者タレスについて学ぶ(グループに分かれてディスカッション)。
|
| 第4回 |
ギリシア哲学第一期(3)
|
| |
「泣く哲学者」ヘラクレイトスについて学ぶ(グループに分かれてディスカッション)。
|
| 第5回 |
ギリシア哲学第一期(4)
|
| |
「笑う哲学者」デモクリトスについて学ぶ(グループに分かれてディスカッション)。
|
| 第6回 |
ギリシア哲学第二期(1)
|
| |
第二期についての概要を学ぶ(グループに分かれてディスカッション)。
|
| 第7回 |
ギリシア哲学第二期(2)
|
| |
ソクラテスのエレンコスについて学ぶ(グループに分かれてディスカッション)。
|
| 第8回 |
ギリシア哲学第二期(3)
|
| |
プラトンとイデア論について学ぶ(グループに分かれてディスカッション)。
|
| 第9回 |
ギリシア哲学第二期(4)
|
| |
「ある」(存在)の扱いとアリストテレスについて学ぶ(グループに分かれてディスカッション)。
|
| 第10回 |
ギリシア哲学第二期(5)
|
| |
アレクサンダー大王に嫉妬された男(樽の人ディオゲネス)について学ぶ(グループに分かれてディスカッション)。
|
| 第11回 |
ギリシア哲学第三期(1)
|
| |
第三期についての概要を学ぶ(グループに分かれてディスカッション)。
|
| 第12回 |
ギリシア哲学第三期(2)
|
| |
ストア学派と禁欲主義について学ぶ(グループに分かれてディスカッション)。
|
| 第13回 |
ギリシア哲学第三期(3)
|
| |
エピクロス学派と快楽主義について学ぶ(グループに分かれてディスカッション)。
|
| 第14回 |
ギリシア哲学第三期(4)
|
| |
懐疑派について学ぶ(グループに分かれてディスカッション)。
|
| ■ 時間外学修 |
|
授業後はプリントやノートを確認して理解を十分にし、わからないことをノートにまとめておく(目安時間:各回約4時間)。レポート作成のための、資料探索やレポート執筆をする(目安時間:各課題について約6時間)。
|
| ■ 課題に対するフィードバック |
|
回収した課題や小レポートについて、後の授業回にて全体に対する講評を行う。
|
| ■ 使用テキスト・教材 |
|
野矢茂樹『子どもの難問』(中央公論新社)
|
| ■ 参考文献等 |
|
アンドレ・コント=スポンヴィル、木田元 他訳『哲学はこんなふうに』(紀伊国屋書店)
|
| ■ 連絡先 |
|
i_abe[at]g-tbunkyo.jp
|
|