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開講年次:1・2年次
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卒業:選必 上級ビジ:選択
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開講時期:前期 授業形態:講義・演習 授業回数:15 回 時間数:30 時間 単位:2 単位
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| ■ 科目のねらい |
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コア科目の領域におけるこの科目は、特に現代文化や情報メディアの分野において、学生が学問の方法を身につけ歴史と文化を踏まえて人間や社会の出来事を総合的に理解し説明できるようになることをねらいとし、また、卒業研究のゼミに関連するものとして「現代と情報メディア」系統の科目群に配置している。
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| ■ 授業の概要 |
テレビ、新聞、雑誌、映画、Webなどのメディアから発信される情報は人々にどんな影響を与え、そして社会を形作っていくのでしょうか? この授業では、情報を読解するための理論を実践を通して学び、「何故、その情報を発信するのか?」といった情報発信者の思惑や目的なども意識できる情報の読解力を養うことを目的とします。
講義と演習の両方を行う授業で、課題などには基本的に個人で取り組みますが、稀にグループワークを行うこともあります。
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| ■ 達成目標・到達目標 |
@メディアリテラシーの必要性を説明することができる。 A情報を鵜呑みにするだけではなく、情報発信者の意図にも意識して情報を捉えることができる。 Bメディアやメディアが発する情報に対して、自分の考えを述べることができる。
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| ■ 単位認定の要件 |
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上記@〜Bを総合して、60%以上の得点を得ること。
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| ■ 単位の認定方法及び割合 |
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期末レポート:40% 授業内提出物:60%
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| 第1回 |
(遠隔)ガイダンス
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授業の概要を説明し、アンケートを行う。
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| 第2回 |
(遠隔)情報メディアとコード
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情報メディアの種類や発達の歴史について確認するとともに、情報伝達におけるコードについて学ぶ。 アンケートの集計結果を元にメディアの影響力の大きさを捉え、メディアリテラシーの必要性について考察する。
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| 第3回 |
(遠隔)コードとコンテクスト
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コードについてより詳しく確認するとともに、発信者と受信者が同一コードを参照する際に必要なコンテクストについても学ぶ。
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| 第4回 |
(遠隔)コードとコンテクスト2
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共示義や、今の時代の代表する色を考えるという作業を通して、コンテクストについての理解をより深める。
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| 第5回 |
コードとコンテクスト3
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共示義についての理解をより深めるとともに、テレビ番組で使われているコードについて考察する
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| 第6回 |
コードとメディアの影響力
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様々な映像素材に使われているコードを通して、メディアの影響力について考察する。
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| 第7回 |
メディアの影響力と見えない広告
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メディアの影響力についてさらに考える。 また、マンガなどを題材に作品中に登場する広告らしくない広告について学ぶ。
広告を題材に表示義と共示義について学ぶ。また、演習を通して色のもつイメージについて考える。
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| 第8回 |
コードと見えない広告
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前回の授業の課題を題材に、コードについて考察する。 また、今まで見てきた作品の中から見えない広告を探してみる。
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| 第9回 |
伝えられない情報と中立・公平
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新聞やテレビ番組などを題材に、客観的な中立や公平が存在しえるのかどうかを考察する。
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| 第10回 |
伝えられない情報と中立・公平2
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客観的な中立や公平が存在しえない点を理解し、環境問題の報道を通して報道機関のあり方について考える。
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| 第11回 |
ゲームとCM@
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ゲームの歴史を振り返るとともに、ゲームの認知度がCM作りに与える影響について学ぶ。
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| 第13回 |
マンガ分析1
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マンガの古い作品と新しい作品を比較し、ストーリー展開がどのような変化したのかを考察する。 また、余談としてフィルターバブルについても確認する。
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| 第14回 |
マンガ分析2とまとめ
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マンガが社会に与える影響や、マンガが社会から受けた影響について確認する。 また、本授業の内容についての振り返りを行い、今後のメディアとの付き合い方について考察する。
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| 第15回 |
(遠隔)メディアミックス
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本授業で学んできたことを踏まえ、メディアミックスを行う際のメディアによる表現の違いについて考察する。
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| ■ 時間外学修 |
・授業内の課題に取り組む(計40時間程度) ・期末レポートに取り組む(20時間程度)
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| ■ 課題に対するフィードバック |
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課題の取りまとめを行い、後日の授業で全体に対して提示する。
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| ■ 参考文献等 |
・森達也,『フェイクニュースがあふれる世界に生きる君たちへ 増補新版世界を信じるためのメソッド』,ミツイパブリッシング,2019 ・東浩紀,『ゲーム的リアリズムの誕生 動物化するポストモダン2』,講談社現代新書,2007 ・筒井美希,『なるほどデザイン〈目で見て楽しむ新しいデザインの本。〉』,SBクリエイティブ,2017 ・桜井輝子,『配色アイデア手帖 日本の美しい色と言葉 心に響く和のデザインがつくれる本』,SBクリエイティブ,2018
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| ■ 連絡先 |
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yoda(at)g−tbunkyo.jp
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