シラバス

情報処理演習Ⅱ

開講年次：2年次

卒業：選択

開講時期：前期　授業形態：演習　授業回数：15 回　時間数：30 時間　単位：1 単位

依　田　　　平

■ 科目のねらい
（DPに対応する中項目：①＋⑦⑧）

■ 授業の概要
身の回りには、数であらわされる数値データや文字であらわされるテキストデータがあふれている。本授業では、このようなデータから法則を見出す術について学ぶ。
数値データの処理については、数値データが何を意味しているのかという統計の基礎を学ぶとともに、アンケート作成演習や表計算ソフトを用いた表データの収集・分析・評価を行う。
テキストデータの処理については、テキストマイニングを学ぶ。

■ 達成目標・到達目標
①Excelでデータを表にまとめることができるようになる。
②調査データについて、目的に沿った分析方法を選択し、分析できるようになる。
③調査データを、正しく読むことができるようになる。

■ 単位認定の要件
上記①～③を総合して、60％以上の点数に到達すること。

■ 単位の認定方法及び割合
期末レポート：50％　授業内提出物：50％

■ 授業計画

第1回ガイダンス

授業の概要を説明する。表計算検定2級程度の問題を題材にExcelの簡単な使い方を確認する。

第2回データベース関数①

表計算検定準１級程度の問題を題材にデータベース関数によるデータ集計について学ぶ。

第3回データベース関数②

表計算検定１級程度の問題を題材にデータベース関数によるデータ集計について学ぶ。

第4回ピボットテーブルによるクロス集計

ピボットテーブルによるクロス集計について学ぶ。

第5回度数分布表とヒストグラム

度数分布表とヒストグラムの表す意味を知り、それらを作成する。

第6回代表値

平均値・中央値・最頻値の意味を知り、それらの値を求める。

第7回分散と標準偏差

分散と標準偏差を求めて、データの散らばりを理解する。

第8回 2変数の関連①

散布図、単相関係数を作成する。

第9回 2変数の関連②

相関関係、因果関係、疑似相関の違いについて理解する。

第10回統計的検定

統計的仮説検定を理解する。

第11回データの種類とアンケートの設計

質的データと量的データについてを理解する。アンケートの設計をする。

第12回アンケート調査の実施と集計

アンケートの実施と集計を行う。

第13回統計調査とデータマイニング

統計調査を取り入れる際の注意点、膨大なデータから情報を抽出することを学ぶ。

第14回テキストマイニングの方法（１）

テキストマイニングの特徴について理解する。

第15回テキストマイニングの方法（２）

テキストマイニングの手法を実践する。

■ 時間外学修
次の内容それぞれについて、20時間程度取り組むこと。
・世論調査やアンケートを用いたニュースなどを積極的に見ること。授業で習った内容を復習すること。
・授業内で指示される課題に取り組むこと。
・期末課題に取り組むこと。

■ 課題に対するフィードバック
課題は添削して返却する。
全員に対して解説が必要だと思われる箇所については、後の授業内で解説を行う。

■ 使用テキスト・教材
授業中に教材プリントを配布し、それをもとに授業を行う。

■ 参考文献等
・情報処理演習Ⅰで指定されたテキスト
・大上丈彦，『マンガでわかる統計学　素朴な疑問からゆる～く解説』，SBクリエイティブ，2012
・中室牧子ほか，『「原因と結果」の経済学　データから真実を見抜く思考法』，ダイヤモンド社，2017

■ 備考
・情報処理演習Ⅰで学ぶExcelの知識を前提としています。
　Excelに不安のある人は、本授業の受講の前に情報処理演習Ⅰを受講しておいてください。
・数学に苦手意識のある人は、復習をよく行ってください。
・USBメモリを持参してください。

2022年度 シラバス 人間科学部 人間関係学科

2022年度　シラバス　　人間科学部　人間関係学科