シラバス

情報資源組織演習Ａ

開講年次：1・2年次

卒業：選択

開講時期：後期　授業形態：演習　授業回数：15 回　時間数：30 時間　単位：1 単位

伊　藤　弘　昭

■ 科目のねらい
「自由科目」として配置されている本科目は、学科の専門的な知識やスキルを補足し、より有効なものにすることを目的としている。（DPに対応する中項目：①）

■ 授業の概要
情報資源組織業務のうち、主に主題分析、分類作業、統制語彙の適用に関する実践的な能力の修得を目的とする。主題分析の手法を理解し、分類については『日本十進分類法（NDC）』、統制語彙については『基本件名標目表（BHS）』を用いた実際の分類及び件名作業を中心に必要な知識・技法を修得する。

■ 達成目標・到達目標
①主要な主題分析、分類作業、統制語彙の適用についての説明できる。
②各情報源に対し、適切な主題の把握ができる。
③『日本十進分類法（NDC）』を利用して適切な分類記号の付与ができる。
④『基本件名標目表（BSH）』を利用して適切な件名の付与ができる。

■ 単位認定の要件
①について、他者が十分理解できる文章を作成できること。
②③④について、60％以上解答できること。

■ 単位の認定方法及び割合
授業内提出物：20％　授業内試験：70％　授業内活動：10％

■ 授業計画

第1回主題分析の理論と方法

主題分析の理論と方法について概説する。

第2回分類作業のプロセスと留意点

分類作業のプロセスと留意点について概説する。

第3回分類作業の実際　①

『日本十進分類法（NDC）』の概要を解説する。

第4回分類作業の実際　②

『NDC』の適用に関して演習を行う。

第5回分類作業の実際　③

『NDC』の適用に関して演習を行う。

第6回分類作業の実際　④

『NDC』の適用に関して演習を行う。

第7回分類作業の実際　⑤

『NDC』の適用に関して演習を行う。

第8回分類作業の実際　⑥

図書記号、別置記号について解説し、その付与の演習を行う。

第9回総合演習

分類作業に関するまとめの演習を行う（小試験の実施）。

第10回統制語彙の概念と種類

主な件名標目表、シソーラスについて概説する。

第11回統制語彙適用の実際　①

『基本件名標目表（BSH）』の概要を解説する。

第12回統制語彙適用の実際　②

『BSH』の適用に関して演習を行う。

第13回統制語彙適用の実際　③

『BSH』の適用に関して演習を行う。

第14回統制語彙適用の実際　④

主要なシソーラスについて解説し、その適用に関して演習を行う。

第15回総合演習

件名作業に関するまとめの演習を行う（小試験の実施）。

第16回筆記試験

■ 時間外学修
授業内で配付する「演習問題シート」の解答を指定期日まで作成しておくこと。（目安時間：8回×約90分）
小試験に備えての事前準備をしておくこと。（目安時間：2回×約90分）

■ 課題に対するフィードバック
「演習問題シート」については提出後の授業回で解説し、その後質疑応答の時間を設けて確認する。
「小試験」については、採点したものと解答例を返却する。（自己確認後、個別の質問に対して適宜解説する）

■ 使用テキスト・教材
『情報資源組織演習』新訂版（JLA図書館情報学テキストシリーズⅢ 10）和中幹雄[ほか]著　日本図書館協会　　　（「情報資源組織論」「情報資源組織演習Ｂ」と共用：既に入手済の場合、購入不要）

■ 参考文献等
授業内で適宜紹介する。

■ 備考

2022年度 シラバス 人間科学部 人間関係学科

2022年度　シラバス　　人間科学部　人間関係学科