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くらしと経済

開講年次:1年次

卒業:選択  保育士:選択

開講時期:後期 授業形態:講義 授業回数:15 回 時間数:30 時間 単位:2 単位

大 川 健 嗣


■ 科目のねらい
この科目は、教育・保育を構想し、具現化し、現場で実践していくための幅広い知識を習得するために設置した科目であります。現代の資本主義経済の仕組みとそのメカニズムを、人口動態や産業構造の実態と今後の展望を含めて、世の中の動きの中で読み取るための基礎知識を学び取るのが、この科目のねらいであります。

■ 授業の概要
 この授業のねらいは、日本の「産業構造のしくみ」を理解することにあります。そこで、産業構造を理解するのに必要な基礎的統計資料等をテキストとして編集し、配布資料とします。同時に統計の読み方も学習します。
 なかでも以下の六つの課題を学習します。①人口の動態とその推移を学ぶ。②少子・高齢化時代の社会と生活、特に少子化対策を考える。③わが国のエネルギー資源の現状を学び、同時にエネルギーの国際環境を学ぶ。④企業のしくみと社会との関係性を学ぶ。⑤日本産業の中核部分たる製造業の1960年代以降の動きと実態を学ぶ。
 授業で使う資料は、総務省統計局の Statistical Handbooku of Japan 2018(英文)を編集して使用します。国際化時代への対応を意識した授業内容となります。前年度も受講生からは好評でした。
 授業は理解を深化させるため相互討論を適宜、取り入れます。

■ 達成目標・到達目標
①わが国の人口動態から、少子・高齢化時代の産業と生活を理解する。
②企業のしくみと社会を理解する。
③現代産業の中核を成す日本の製造業の変化と推移を、戦後の高度経済成長期以降今日までの動きとして捉える。
④世界経済のグローバル化の進展とそれへの対応を学び、理解する。

■ 単位認定の要件
予習・復習をしっかりすること。授業内活動や授業内提出物も重視します。

■ 単位の認定方法及び割合
期末レポート:50% 授業内提出物:25% 授業内活動:25%

■ 授業計画


















■ 時間外学修
予習・復習をする。シラバスを見ながら、自主的に関連資料の収集に努力し、その分析結果を相互の討論やレポートに十分生かすようにして下さい。

■ 課題に対するフィードバック
何らかの形で、フィードバックを考えたい。

■ 使用テキスト・教材
講義中に関係資料を配布し、参考書等を紹介する。総務省統計局の Statistical Handbooku of Japan 2018(英文)を
編集して、配布資料として使用する。英和辞典必携。

■ 参考文献等
総務省統計局の Statistical Handbooku of Japan 2018(英文)
各省庁のHPから、いま必要な生の資料がいくらでも収集できますので、学生時代からその特訓をしておいた方が
良いと思います。

■ 備考
常に社会・経済問題への関心を持ち続けるためにも、その基礎知識を豊かに持つことが必要です。わが国の産
業構造の柱がどのような産業によって担われているかを、しっかり学ぼう。
新聞記事の切り抜きによるスクラップ・ブックの作成を習慣づけるとよい。これは後々大いに役立ちますよ。

 
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