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社会科学基礎（社会）

開講年次：1年次

卒業：選択

開講時期：前・後期　授業形態：演習　授業回数：15 回　時間数：30 時間　単位：1 単位

吉　田　敏　明（実務経験あり）

■ 科目のねらい
高校までの学習から大学での学修へ円滑に移行できるよう、普通教科の基礎的・基本的な知識・技能の定着を目標とするリメディアル科目として「社会科学基礎（社会）」分野の学修支援を行い、初年次教育の充実を図ることをねらいとする。

■ 授業の概要
〇高校社会科教諭としての授業実践の経験を活かして、地理・歴史・公民などの社会科学の基礎学力を定着させるための学修支援を行う。
〇毎回、アクティブラーニング(発表と討論)を取り入れ、主体的に学ぶ方法を身に付けるようにする。
〇新聞を読む力を養い、公民としての判断力を鍛える。

■ 達成目標・到達目標
①単元ごとの基礎的なチェックテストを解くことができる。
②アクティブラーニングに積極的に参加し、各講義の学修レポートを提出できる。
③新聞切抜ノートに意見・質問を記入し提出できる。

■ 単位認定の要件
①～③を６０％以上達成すること。

■ 単位の認定方法及び割合
授業内提出物：30％　授業内試験：30％　授業内活動：40％

■ 授業計画

第1回オリエンテーション　新聞の読み方、切抜の仕方。アクティブラーニングの理解。

なぜ社会科学を学ぶ必要があるのかを考え、目標を明確にする。

第2回地理分野Ⅰ　郷土について学ぶ

山形県の自然環境・交通網・自治体等について。

第3回地理分野Ⅱ　日本について学ぶ①

日本の自然環境の、四季の変化、地形の特徴、災害の特色について。

第4回地理分野Ⅲ　日本について学ぶ②

日本の都道府県に関して、その位置や特色について。

第5回地理分野Ⅳ　世界について学ぶ①

アジア・アフリカ・ヨーロッパの国々について。

第6回地理分野Ⅴ　世界について学ぶ②

北アメリカ・南アメリカ・オセアニアの国々について。
≪地理分野チェックテスト≫

第7回歴史分野Ⅰ　日本の歴史を学ぶ①

歴史上の人物名を中心にした、古代から中世についての時代理解。

第8回歴史分野Ⅱ　日本の歴史を学ぶ②

歴史上の人物名を中心にした、中世から近世についての時代理解。

第9回歴史分野Ⅲ　日本の歴史を学ぶ③

歴史上の人物名を中心にした、近代についての時代理解。

第10回歴史分野Ⅳ　日本の歴史を学ぶ④

歴史上の人物名を中心にした、現代についての時代理解。
≪歴史分野チェックテスト≫

第11回公民分野Ⅰ　日本国憲法を学ぶ①　三大原則「国民主権主義」

象徴天皇制、国会・内閣・裁判所のしくみ、選挙制度について。

第12回公民分野Ⅱ　日本国憲法を学ぶ②　三大原則「基本的人権の尊重」

自由権的基本権、社会権的基本権、新しい人権について。

第13回公民分野Ⅲ　日本国憲法を学ぶ③　三大原則「平和主義」

憲法９条、自衛隊、在日米軍、集団的自衛権について。

第14回公民分野Ⅳ　経済について学ぶ　　「行動経済学」

ノーベル賞を受賞した最新の経済学である「行動経済学」について。

第15回公民分野Ⅴ　環境問題について学ぶ　地球的規模の環境問題

地球温暖化、酸性雨、砂漠化、持続可能な開発について。
≪公民分野チェックテスト≫

■ 時間外学修
講義の事前に、新聞の切抜ノート（要約・意見・質問など記入）を作成し提出すること。
講義後にチェックテストに向けた復習を行うこと。（合わせて毎回約1時間）

■ 課題に対するフィードバック
チェックテストにより自己の課題に気づかせ、個別指導を行う。

■ 使用テキスト・教材
必要な資料は、授業内に配付する。

■ 参考文献等
なし

■ 備考
６月および１０月に、合わせて９０分×５回程度の特別講義がある。

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