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2019年度 シラバス
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人間科学部 子ども教育学科
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道徳の指導法
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開講年次:3年次
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卒業:選択 小学校教:必修
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開講時期:後期 授業形態:講義 授業回数:15 回 時間数:30 時間 単位:2 単位
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| ■ 科目のねらい |
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この科目は、小学校教育を構想し、具体化し、実践するための基礎的知識を身につける専門教育科目であり、道徳教育の目的・本質の理解や小学校道徳教育および「特別の教科 道徳」(道徳科)の基本的理解を得るとともに、道徳授業のあり方を主体的に吟味し、指導計画を立案することのできる能力の育成をねらいとする。
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| ■ 授業の概要 |
子どもにとっての道徳的な学びとは何かという問いを軸に、道徳・道徳教育に関する諸概念や歴史、学校における道徳教育の役割、現代的課題等を学習し、これらの知識理解を深める。 また、他者との協働的学びを通して自身の道徳観・道徳教育観を形成するとともに、道徳教育の計画・実践を吟味する多様な観点を得ることを目的とする。
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| ■ 達成目標・到達目標 |
@ 道徳教育の意味・特徴・課題について、授業で学習した内容を踏まえ、説明することができる。 A これからの子どもたちに育みたい道徳的力と、それを育成する道徳授業に必要な要素を自分の言葉で説明できる。 B @・Aを踏まえた学習指導案を作成することができる。 C 他者の学習指導案と比較検討し、自身の学習指導案の長所・短所を複数個指摘することができる。
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| ■ 単位認定の要件 |
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上記4項目の達成状況がそれぞれ60%以上であること。
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| ■ 単位の認定方法及び割合 |
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期末レポート:50% 授業内提出物:20% 授業内活動:30%
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| 第1回 |
ガイダンス
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:授業概要の説明を聞き学びの見通しを持つ。現状の道徳教育の理解を確認し、自分なりの学習課題を見出す。
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| 第2回 |
学校教育における道徳教育の基本事項
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:学習指導要領に基づき、学校における道徳教育の概要や「特別の教科」道徳の基本事項について知る。
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| 第3回 |
道徳とは/道徳教育の目標
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:道徳の定義、道徳教育で育成が目指されていいる資質・能力について理解する。
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| 第4回 |
教材研究発表@
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:現代の道徳的課題について調べ、発表する。グループワークで意見交換し、多角的視点を得る。
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| 第5回 |
教材研究発表A
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:現代の道徳的課題について調べ、発表する。グループワークで意見交換し、多角的視点を得る。
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| 第6回 |
道徳教育の特徴
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:一般的に聞かれる道徳教育の各種難しさ(「正解がない」など)の観点から、道徳教育の特徴を理解する。
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| 第7回 |
道徳教育における評価
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:道徳教育における評価活動の意味や具体的方法について理解を深める。
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| 第8回 |
道徳教育の歴史@
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:戦前の道徳教育(教育勅語、修身教育等)
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| 第9回 |
道徳教育の歴史A
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:戦後の道徳教育(全面主義、「道徳の時間」、心のノート等)
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| 第10回 |
道徳教育の現代的動向・課題
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:「考え、議論する道徳」の背景理解を深めるとともに、これからの教育に求められているものと道徳教育を関連させて理解する。
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| 第11回 |
道徳授業の各種指導法
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:伝統的な方法、モラルジレンマ、問題解決的な学習などの各種指導法を知る。
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| 第12回 |
学習指導案の作成と検討
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:各自の授業構想をもとに、グループで意見交換をし、学習指導案のブラッシュアップを図る。
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| 第13回 |
学習指導案の発表・共有
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:各自の授業計画(学習指導案)をグループで発表し、ピアレビューを行う。
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| 第14回 |
リフレクション
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:学習指導案の発表体験とピアレビューをもとに、自身の学習指導案の良い点・改善点を考察する。授業全体の振り返りを行う。
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| 第15回 |
道徳教育における教師の役割
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:これから道徳教育を創造していくために必要な教師の資質能力や役割について理解する。
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| ■ 時間外学修 |
授業中に初見用語や気づき・疑問点を適宜メモし、授業後に授業資料と共にそれらをふり返ること。(各回約1.5時間) 授業外において授業に関連する情報を得たり、問いが浮かんだ場合は、積極的にメモをすること。(各回約0.5時間) 適宜指定する小課題や指導案作成の準備、期末レポートの執筆に取り組むこと。(約15時間) 配布資料や参考文献で自学を進めること。(約15時間)
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| ■ 課題に対するフィードバック |
授業内提出物(主に各回コメントペーパー)はその後の授業内で取り上げ、授業全体の学習材料として還元する。 期末試験は希望者に対し個別のフィードバックを行う。
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| ■ 使用テキスト・教材 |
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文部科学省『小学校学習指導要領(平成29年告示)解説 特別の教科 道徳編(平成29年7月)」廣済堂あかつき、2018年。
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| ■ 参考文献等 |
・田中智志・橋本美保(監修)松下良平(編著)(2014)『新・教職課程シリーズ 道徳教育論』一藝社 ・井藤元(編)(2016)『ワークで学ぶ道徳教育』ナカニシヤ出版 ・沼田裕之・増渕幸男・伊勢孝之(編著)(2009)『道徳教育21の問い』福村出版 その他、適宜授業内で紹介する。
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