東北文教大学    
   
 2019年度 シラバス 人間科学部 子ども教育学科

体育U

開講年次:3年次
卒業:選択  保育士:選択  小学校教:必修  幼稚園教:必修
開講時期:前期 授業形態:演習 授業回数:15 回 時間数:30 時間 単位:1 単位
石井裕明、神谷恒司(実務経験あり)

■ 科目のねらい
 本授業では、子どもの「動きづくり」にかかわる者として、対象の年齢・発達状況に応じた運動・遊びの提示並びに計画立案ができることようになることを目標に、身体の発育発達の特徴と運動の関係を学び、安全に対する意識を
身に付け、指導技術を習得することを目指す。
■ 授業の概要
 各回のテーマに基づいた課題に対し、個人やグループでの活動を行う。
 授業担当者1名は、教員としての実務経験を有しており、その経験を活かして授業を展開していく。
■ 達成目標・到達目標
@乳幼児から学童期における身体の発育発達をふまえた、運動・運動遊びの基礎的な指導ができるようになる。
A教材・教具の特性を理解し、説明できるようになる。
B簡易な指導計画を立案し,他の受講生に対し実践することができる。
C他の受講生と協力して,目標を達成することができるようになる。
■ 単位認定の要件
@からCの項目全てについて、60%以上達成できること。
■ 単位の認定方法及び割合
授業内提出物:50% 授業内試験:20% 授業内活動:30%
■ 授業計画

第1回  ガイダンス
  幼児期・学童期における体育の意義について概説する。

第2回  子どもの発育と発達
  子どもの動作獲得における特徴と身体機能について学ぶ。

第3回  運動・運動遊びにおける安全管理
  物理的・心理的に安全な場のつくり方について学ぶ。

第4回  運動・運動遊びの指導@ 体つくり
  個人や集団による身体感覚つくりにおける指導の要点と援助法について学ぶ。

第5回  運動・運動遊びの指導A リズム遊び
  リズム遊びにおける指導の要点及び援助法について学ぶ。

第6回  運動・運動遊びの指導B 道具操作
  ボール・フープ・縄・棒を用いて、指導法や基礎技能の評価について学ぶ。

第7回  運動・運動遊びの指導C 走・投・跳
  「走る」「投げる」「跳ぶ」の基本動作を用いて、指導法や基礎技能の評価について学ぶ。

第8回  運動・運動遊びの指導D 器械運動
  跳び箱、マット、鉄棒を用いて、動作獲得と技能習熟過程について学ぶ。

第9回  運動・運動遊びの指導D 水遊び、浮く・泳ぐ
  水遊び、浮く・泳ぐ運動における指導の要点及び援助法について学ぶ。

第10回  ボールゲームの指導@ ネット型
  ボールを用いたゲームについて、技能習熟とルール設定について学ぶ。

第11回  ボールゲームの指導A ゴール型
  対象に応じたスポーツの簡易化について、役割・戦術学習の視点から学ぶ。

第12回  ボールゲームの指導B ベースボール型
  対象に応じたスポーツの簡易化について、場の設定・用具の視点から学ぶ。

第13回  運動遊びの指導計画 @
  指導計画案の作成@グループ編成及び遊びの検討をする。

第14回  運動遊びの指導計画 A
  指導計画案の作成A実施準備をする。

第15回  運動遊びの指導 @
  運動遊びの指導の実施及び評価@をする。


■ 時間外学修
 配付物の内容を理解・整理し、他者へ説明できるようにする(3時間程度)。授業内試験課題の練習内容を記録する(2時間程度)。グループ発表の準備と提出物の作成(10時間程度)。
■ 課題に対するフィードバック
ワークシートについては、後の授業回で解説を行う。
グループ発表については、発表終了後講評を行い、後の授業回で他の受講生からの評価用紙を配布する。
■ 使用テキスト・教材
適宜、資料を配布する
■ 参考文献等
小学校学習指導要領、小学校学習指導要領解説体育編、幼稚園教育要領、幼稚園教育要領解説、保育所保育指針、保育所保育指針解説、幼保連携型認定こども園教育・保育要領
■ 備考
室内履き、運動に適した服装
■ 連絡先
h_ishii(at)g-tbunkyo.jp