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青少年問題と社会教育

開講年次:3・4年次

卒業:選択

開講時期:前期 授業形態:講義 授業回数:15 回 時間数:30 時間 単位:2 単位

佐多不二男


■ 科目のねらい
この科目は、専門教育科目で修得した知識・技能を一層高め、教育・保育の現場で実際に応用できる能力の修得を目指して、専門発展科目の「地域社会の理解」に区分されており、選択科目として配置している。

■ 授業の概要
 学校を通過する価値が不当なほどに膨らんで、生活の様々な領域に浸透した結果、人の評価もそうした視点から行われるようになった社会を学校化社会と言うが、現代日本社会は、まさにその学校化社会であると言える。このような社会の中で生じている教育病理(校内暴力、家庭内暴力、不登校、いじめなど)を取り上げ、それらの問題が何故起こるのか、それらを克服するにはどうすればよいかについて、授業者の見解を提示する。

■ 達成目標・到達目標
“意味ある他者”理論とは、どのような理論であるかを他者に説明できる、自分の意見を言うことができる。
 学校化社会で起こる教育問題の例を挙げ、その解決を図っていくための自分の意見を言うことができる。
 子どもに“寄り添う”という言葉の意味を他者に正しく説明できる。

■ 単位認定の要件
上の3つの達成目標の項目すべてについて、60%以上やれること。

■ 単位の認定方法及び割合
期末レポート:80% 授業内提出物:15% 授業内活動:5%

■ 授業計画


















■ 時間外学修
次回授業を行う教科書の範囲を読み、理解した内容や不明な点などをノートにまとめる。(目安時間:約4時間)

■ 課題に対するフィードバック
半期途中の課題は課さない。授業内に提出されるコメントカードの質問には、次回授業で答える。

■ 使用テキスト・教材
佐多不二男著『教育を忘れた学校化社会‐”意味ある他者”理論から見る私の教育学‐」エイデル研究所、2005年(既に入手済の場合、購入不要)

■ 参考文献等
参考文献は沢山あるので、授業の中で紹介する。

■ 備考
実際にあった事件や事例を取り上げるので、過去の新聞や本など、図書館などで探し当てることができれば、当該個所に関するところを自分の目で確かめておくことをお勧めする。

 
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