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地域作りとその手法

開講年次:3・4年次

卒業:選択

開講時期:後期 授業形態:演習 授業回数:15 回 時間数:30 時間 単位:1 単位

大 川 健 嗣


■ 科目のねらい
この科目は、教育・保育を構想し、具現化し、実践するための基礎的知識を習得するのがねらいです。
卒業後、地域社会に出ることになるわけで、そのためにも、「地域社会」の現状を知っておくことが不可欠であります。

■ 授業の概要
一般に過疎地域では人口問題等多くの課題に直面しています。本講義では、山形県西村山郡西川町の「地域づくり」への取り組み方を学びながら、地域活性化戦略を学び取り、村の課題抽出を行い、課題解決策の提案・発表を行うことを目指します。午前中は、西川町の大井沢地区の地域づくりの活動拠点でもある「大井沢自然と匠の伝承館」で、各種の匠達の指導のもと、伝承館内での「ものづくり」にチャレンジしてもらいます。午後は、伝承館に近い森に、通称「カッチャバ」と呼ばれる湿原があります。参加者全員が関われるか多少問題がありますが、そこの樹木に取り付ける野鳥の「巣箱づくり」に挑戦してもらいたい、と考えています。

■ 達成目標・到達目標
①過疎自治体である西川町の現状を、現地調査や資料等でしっかり把握して下さい。
②大井沢地区の地域課題は何かを見極めること。
③「地域作りの視点と手法」を身につけること。
④西川町の地域課題を発掘し、課題解決の具体的な「提案」を作成し、現地で発表します。

■ 単位認定の要件
現地研修型授業なので、何事にも積極的に取り組むことが望まれます。座学では得られない授業になりますので、頑張りましょう。Shall we go !!

■ 単位の認定方法及び割合
期末レポート:50% 授業内提出物:25% 授業内活動:25%

■ 授業計画


















■ 時間外学修
シラバスを見ながら、予習・復習をする。(毎回約4時間)
現地研修型の授業なので、指示された事項に従って行動するようにして下さい。

■ 課題に対するフィードバック
期末レポートは、採点後コメントを付けて返却する予定です。

■ 使用テキスト・教材
西川町に関する資料は、西川町当局から第2回目の授業日に提供される予定。補足資料はその都度配布します。

■ 参考文献等
大川健嗣著『地域づくり論―その視点と手法―』河北新報出版センターを参照願います。なお、本書には、西川町等の「地域づくり」についても詳しい叙述がありますので、参考にして下さい。

■ 備考
地域社会には多様な顔があります。過疎地域で地域住民が何を考え、何に悩み、どのように行動しているのかを確認するために、さあ!後期も教室を出て、西川町の大井沢に行ってみましょう! Shall we go! 

 
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