26 猿むがし

 むがしあったけど。
 あるどさなぁ、娘三人もて暮しった爺さまいだけどよ。そうして娘達(だづ)どご、一(いち)の姫、二の姫、三の姫て呼ばていだけどよ。爺さまぁ、婆さまに死なっで、一人(しとり)で開墾おごして、ソバ植(ゆ)えだり、豆どか小豆どが植(ゆ)えでいだんだけどよ。
 今日も爺さまぁ、その畑さ行(え)て、豆蒔ぎしったけど。
「一(しと)粒ぁ、千(へん)粒。一粒ぁ、千粒」て、豆蒔っだど。ほうしたば猿ぁ来て、切株(ぼっこ)さけっつかげで、
「一粒ぁ一粒でけづがれっ」て叫がぶけどよ。爺さまぁ、まだ、
「一粒ぁ、千粒。一粒ぁ、千粒」て蒔ぐど、猿ぁ、
「一粒ぁ一粒でけづがれっ」て叫がぶけど。ほんで爺さまぁ、
「猿、猿、そういうごどいうおんでねぁ。おれぁ家(え)にぁ娘三人いだはげぁぇ、お前(めあえ)ほんた憎れ口(ぐち)言(ゆ)てんなで、おれの豆蒔ぎでも手伝たらええんねぁが。ほへば、おれだて、三人いだうぢ、どの娘くえんぞ」
 て言(ゆ)たば、猿ぁ喜で、
「んだがっ」ていうど、木の切株(ぼっこ)がら下りで来て、豆蒔ぎ始めだど。
「一粒ぁ千粒、万粒。一粒ぁ千粒、万粒、千粒万粒、万粒千粒」
 どて蒔(めあえ)だけど。猿の手伝(てづで)ぁぇ、手あ利(き)だおんだはげぁぇ、爺さま二日(ふづが)も三日もかがっどご、たった一日で出がしてしまたけどよ。
 そうして、猿に蒔(めあえ)でもらたどごで、
「猿、猿、人間づおのお、育でるにぁ、容易からねぁごどでぁ育でらんねぁおんだはげぁぇな。ただ豆蒔っぱなしでぁ娘一人呉えらんねぁ。これがら今度(だ)秋まで、こさ肥料(こやし)持て来て置ぐはげぁぇ、草生(お)えだら草むして、ほうして肥料かげで、中耕(さぐり)くっで、そうして、なんぼなんぼ豆収穫(と)らねぁば出来(げ)ねぁはげぁぇ、それ収穫(と)るようにしねぁば、娘くえらんねぁ」
 て、猿ぁなんぼ賢(はし)けぁぇたて、爺さまにはかなわねぁ。そういう約束(さくそぐ)さへらっだけどよ。
「んだが爺さま、ほんでぁぇ、ほの豆立派んとるまで一生懸命(えっしょけめ)すっさげぁぇ」
 て約束して、猿ぁ山さ行(え)たけどよ。
 ほうしているうづん、ほれ夏も過ぎ、秋ぁきたべ。猿ぁなんぼが一生懸命したおんだんだが、豆ぁ上作で、えっぺぁとっだけど。ほんで猿ぁ爺さまどさ、
「爺さま、爺さま、豆ぁ上作だおん。ほのうづ約束の嫁(わげあえ)もらいん行ぐぞ」
 ていうけど。爺さま家(え)さ帰てきて、娘達(だ)ぁの顔みで、
「なんだて困たは、豆なの蒔でえがったんだが、蒔がねぁでえがったんだが」
 どて、困ては起ぎらんねぁぐなてしまたけどよ。
 ほうして寝っだどさ、一番大っき娘ぁ来て、
「爺さま、爺さま、飯(まま)あがらっしぇは」
 ていうけど。ほんで爺さま、
「おれぁ言うごど聞ぐごったら飯食うし、聞がねぁごったら飯なの食(か)ねぁ」
 て言(ゆ)たど。ほしたば一(いち)の姫ぁ、
「爺さまのいうごどだば、なんでもきぎ申(も)す、きぎ申(も)す」つけど。
「ほんでぁ猿の嫁(わげあえ)なてくえっがや」て言(ゆ)たば、
「ないだどや。猿の嫁や大蛇の嫁ならんねべ」
 て怒では、爺さまの枕、足でけっとばして行(え)てしまたけどよ。
「ああ、ああ、人間だおの、もっともだ。猿ぁどさだおの、おれぁそういう約束すんな間違(まずげあえ)であった」
 ど思(も)て、弱(がお)て寝っだど。
 ほうしたば今度二番目ぁ来て、
「爺さま、爺さま、飯(まま)あがらっしぇ」ていうど。爺さま、
「おれぁいうごどきげば食うし、おれぁいうごどきがねぁごったら、飯なの食ね」
 て言(ゆ)たど。ほしたば二の姫ぁ、
「爺さまいうごどきぐ」ていうはげ、
「んだら猿の嫁(わげあえ)なてくえっが」て聞だら、
「なえだどや。猿の嫁や大蛇(じゃであえ)の嫁に、人間がならんねぁべ」
 て、二の姫もしこでぁま怒(ごしえ)で、足で爺さまの枕ふんごろばして、行(え)てしまたけずおんほれ。
「ああ、ああ。二人(したり)にほぞ(弾じかれる)さっだ。三の姫ぁ、ほれより嫌(や)だべぁ、小(ち)ちゃこえなだおの。これぁ困ったごどした。猿ぁどさ嫁くんねぁば、なんぼ月もかがてえぐした畑、一(しと)晩で荒さっでしまうは」
 ど思(も)て、困て困て泣き口説(くど)えっだどよ。
 そうしていっどさ、三の姫ぁ来て、
「爺さま、爺さま。早ぐ起ぎで、飯食(か)っしぇ」
 ていうけど。ほんで、
「おれぁいうごど聞ぐごったら食うし、きがねぁごったら、飯(まま)なのかんねぁ」
 て言(ゆ)たべ。そしたら、
「んでぁ猿の嫁んなてくえっがや」
 て、爺さま言(ゆ)たば、三の姫ぁ、
「爺さま、見込みぁてくえんなだば、猿の嫁だて、大蛇さだて、どごさだて行ぐはげぁぇ、起ぎで飯食は」
 ていうけどよ。ほうすっど、爺さま喜で、
「ほっが、ほっが。ほんでぁ猿の嫁なてくえっがや」つたど。
「なる、なる」て、三の姫ぁいうおんだはげぁぇ、爺さま喜(よろご)で、喜で、
「えがった、えがった。んでぁ早速嫁入り仕度しねぁんねぁ」
 どて、そうして衣装(いしょ)買いん行(え)たんだけどよ。
 そうすっど、今度(だ)、姉達(だち)ぁ、
「おれ家(え)の三の姫ぁ、猿の嫁んなっどごだどよ」
 て、沢山(しこであま)馬鹿んして、大変(へーほであ)笑うけど。んでも三の姫ぁ、「親のいうごどだば仕方ねぁべ」ていだけど。そうして、爺さま帰(けあ)ぇて来たば、姉二人ぁ、あんまり馬鹿んして、笑い過ぎでは、烏んなてしまたけどよ。
 爺さま、町さ行て、小袖がら種々(さまざま)の着物(きおの)買てきて、嫁仕度しったけど。そうしているどさ、「嫁入(むがさ)り何時何日するや」て、猿ぁ決めん来たけどよ。爺さま暦(こよみ)見で、
「んでぁ、何時(いつ)の何日(いつか)、日ぁええさげぁぇ」
 て決めで、その日なっど、まづ、祝事(ゆわえごど)して、猿ぁ家(え)さ送くて行(え)がねぁんねぁ、ど思(も)て、山こ廻(へんぐ)り廻り、三の姫ば駕篭さのへで行たど。姫ぁ窓こ開げ開げ見ながら行たど。
 そうして行たば、岩この間(えあだ)細道こぁ、あっどさ行たば、笹で作(こしえ)だ家こぁ、あっけどよ。ほうしたば、猿ぁ、「こごだ、こごだ、姫こ」つけど。「んだが、んだが」て、ほごさ行て、ほうして、爺さま、ほごで祝事してくっで、帰ぇて来たけどよ。
 ほうして、三日目さなっど、猿ぁ、
「お前家の爺さま何好ぎだや」て聞ぐけどよ。ほんで三の姫ぁ、
「おれぁ家の爺さまぁ、餅好ぎだなよ」て言(ゆ)たけどよ。猿ぁ、
「んでぁ、今日ぁ三づ目だおの、餅でもつで持て行ぐべ、なぁ姫」
「んだな、餅なの持て行たら、なんぼが喜ぶんだがや」
「んでぁ、餅つぐべ」て、餅つで、猿ぁ、
「んでぁ、水どりしてえぐが、粉(こ)餅(粉をつけた餅)してえぐが」
 てゆたば、三の姫ぁ、
「粉餅んすっど、粉(こ)臭せぁぇて食ねぁ」
「んでぁ、水どりしてえぐが」
「水どりすっど、水臭せぁぇどて食ね」
「んでぁ、臼さ入(へ)だまま背負て行ぐが」
「ほだば、なんぼが喜ぶんだがや」
 猿ぁ、馬鹿なおんだはげぁぇ、臼まま背負たど。ほうして、山さ廻(へんぐ)り廻り来たば、崖さなべで(なびいて)桜花咲(せあえ)でだけどよ。あんまり綺麗(きれ)だはげぁぇ、姫ぁ立ち止(ど)まて、黙(だん)まて見っだと。猿ぁ、
「姫、姫。何見っだや」つけど。
「ああ、あの桜花あんげぁぇ綺麗だおの一(しと)枝折て行て、おれぁ家の爺さまどさ見へだら、なんぼが喜ぶんだがや」
 ていうおんだはげぁぇ、
「んでぁ、おれぁ折ってくっが、臼下ろして、おれぁ折てくる」
 つけど。三の姫ぁ、
「ああ、臼土(つづ)の上さ下ろへば、爺さま土臭せぁぇどて、食(か)ねぁぐなるおの」
「んでぁ、おれぁ背負て折てくる」
 て、臼背負たまま、猿ぁ、ほの桜ぬ木(ぎ)さ上さ行(え)て、
「んでぁ、姫、これがぁ」
 ていうど、枝がりがりっどぶっ欠げでは、猿ぁ臼背負たまま、崖の下さ落ぢでえてしまて、臼の下んなて、死でしまたけどは。
 猿ぁ死でしまたんだし、今度ぁ三の姫ぁ、猿ぁ小屋さ戻て、小袖がら衣装(いしょ)がら自分(おわ)おの背負て、家(え)さ帰(けあ)ぇんべど思(も)て来たずおん。
 良(え)い(え)衣装着て、良(え)い(え)女子んなて、ずっと来たば、八卦おぎど行(え)ぎ会(あ)たけどよ。
ほしたば、八卦おぎぁ、
「姉さん、姉さん。どごまで行(え)ぐどこだ」
「こういうわげで、家(え)さ帰(けあ)ぇて行ぐどごだ」
「ああ、んだが、んだが。んでぁこごがら二町ばり行ぐど、こういう金持家(おやがたしゅ)で、ほごの家の旦那あんさん(若旦那)、この間(こねあだ)嫁死なへでいだはげぁぇ、そごさ行て、そごの家の火焚ぎすろ。そうして、ほのままだど、お前(めあえ)、あんまり綺麗(きれ)で駄目だはげぁぇ、この姥(んば)笠かぶれ。この姥笠ずおのかぶっど、丁度えあんべぁの婆さんなっさげぁぇ、それ脱がねぁで、かぷたまま、そごの家さ行げ。
 そうすっど、お前(めあえ)、そごの家の嫁んなるえし、そうすれば、やがてあそごの家(え)の身上(しんしょ)きりまわへるようになっす、すばらす財産家のかがさまなて、楽々ど暮へっさげぁぇ、まづ、そさ行て火焚ぎ婆さんなれ」
 て言(ゆ)わっだおんだはげぁぇ、
「んだが、んだが」
 て、八卦おぎぁ突出(つだ)した、姥笠ずおんのかぷてみだど。そしたば、萎びだ、丁度ええ婆さまんなたずおんほれ。
 そうして、小荷物(こもくら)こ背負て、その金持家(おやがたしゅ)の家さ行たけどよ。女中ぁ出はて来たはげぁぇ、
「あつこつ歩(あ)りて、置えでくえっどごねぁんだがど思(も)て、訪ねで歩りたども、どごでも置えでくれっどごぁねぁおんで、困て来たぁだども、なんとが火焚ぎでもええはげぁぇ、さへで、置えで下はれ」
 て頼だけどよ。そしたば、
「若旦那(あんさま)さ行て聞でくる」
 て、若旦那さ聞ぎん行たけどよ。ほしたら若旦那、
「その人(しと)もゆぐゆぐ困て来たなだべぁ、あぁ、あぁ。んでぁ、置げ、置げ」
 ていうけどよ。女中ぁ、
「いで下はれど」
 て、そうして、置えでもらうごどんなて、
「おれぁ、こげぁぇた汚ねぁ体だはげぁぇ、稲(いな)部屋さでも床こしぇで、稲部屋さ泊めでころ」
 て、稲部屋さ泊めでもらて暮しったけどよ。
 すっど、そごの家の人達(しだち)ぁ、稲部屋さ入(へあ)て、ちぢこまてるよだ婆さまだども、綺麗好き(きれがだ)だし、かまの火焚ぎも上手(じょん)だし、鍋釜磨ぐたて上手だし、若者(わげあえおの)みでぁんしゃんしゃんどして、まづまづ、こげぁぇた婆さまいねぁて、皆賞めっけどよ。
「ほれぁえがった。何(ない)でも食うおの食(か)へで、なんぼ若い時(つぎ)ぁ、あたたて、今(えま)婆さまなんだはげぁぇ、労(いたわ)て使え」
 て、そごのおっかさんが言(ゆ)ていであったどよ。
 ほうして、婆さまぁ、夜んまの水屋(みじや)仕舞(しめ)終っど、稲部屋さ行(え)て、百匁ローソグつけで、毎晩本読みしてるおんだけどよ。そうしていっずき、或晩、若旦那(あんさん)おしっこたれん起ぎだけどよ。ほうしたば、婆さまのいる稲部屋、あんまり明りおんだはげぁぇ、不思議して、
「なんだて、火焚ぎ婆さまんどごぁ、めっぽ明りおんだ。火でも危ねぁぐすっどごんねぁべが」
 ど思(も)て、そっとすぎ見してみだどよ。ほうしたば、婆さま綺麗だおんで、まずは、牡丹の花のよだおんだけどよ。ほうして、きちんと坐わて本読みしていだぁだべ。若旦那どでしてした(おどろいた)、ていうたえんだが、見どれだて言(ゆ)たらえんだが、ぼうっとなてしまたけどよ。
 昼間見っど火焚ぎ婆さまだべ。好ぎんなたはげぁぇ、もらて呉(こ)ろても言(ゆ)わんねぁべ。若旦那ぁ、とうどう恋の病ていう病気さかがてしまたけどよ。そうして、あっつの医者、こっつの医者て、あらゆる医者さかがたて治らねぁくて、だんだん飯もろぐに食ねぁぐなてしまたけどよ。
 ほうしていだどさ、三の姫ぁどさ姥笠かぶれて言(ゆ)た八卦おぎぁ来たんだけどよ。ほうしたば、ほれ、苦(へづ)ねぁば、なんたおのさだて、たぐづぐおんでな、
「ああ、八卦おぎさん、ええどざ来てくっだ。まず、おれぁ家さ入(へあ)て下(くだ)はれ。おれぁ家の若旦那の病気ぁ、治るおのやらなんとだおんだが、どうがしとづ八卦おえで下はれ」
 て頼だどよ。
「んだが、んだが」て、八卦おぎぁ、今度(こんだ)ぁ、箸みでぁだおのざぐざぐとさへで、二本襟さ射して八卦おえだずおん。
 ほうして、ほの八卦おぎぁ、そごの家のお母さんさいうけど。
「八卦さ出だとおり言(ゆ)てえなですか」て。
「ああ、ああ、えげぁぇすえげぁぇす」
「ああ、この人との病気ぁ病気でぁねぁ。恋の病いていうおんだはげぁぇ、えっぺぁいる女中のうづの誰がど一緒んならねぁば治らねぁ。ほの女中達一人(しとり)一人に賄(まがねあ)作らへで、一人一人、若旦那どさ持て行(え)がへで、ほれ食へでみろ。ほうして、食(か)へだ人ど一緒んさへろ。そうせば治る」
 て、こう言うずおん。ほんで、そごの家のお母(っか)さんが女中達皆呼ばて、
「お前(めあえ)達一人一人、賄作(こしえ)で、若旦那どさ食へでみろ。若旦那さ食へだ人ど一緒んさへっさげぁぇ」
 て言(ゆ)たば、女中達ぁ食へでぁぇおんだはげぁ、一生懸命なて賄作で、化粧して、若旦那どさ、代る代る持て行たども、誰も食へかねぁだどごだとよ。あどぁ今度(こんだ)ぁ、婆さま一人なたとよ。そうすっど、お母さんが、婆さまどさ、
「ああ、ああ、あどお前(めあえ)ばんだは。お前もお風呂さでも入(へあ)て、小綺麗んして、若旦那どさ食(か)へん行てころ」
 ていうけど。婆さまぁ、
「ああ、ああ、私(わだす)なの行ぐまでんねぁ」
 て断(こど)わっけどよ。ほんでもお母さんが、
「なんとが助けるど思(も)て、食へん行てころ」
 て、なんべんも頼むおんだはげぁぇ、行くごどんしたけどよ。
 ほうすっど、女中達ぁ、皆婆んば頼まっだどて、しこでぁぇま笑うなだけどよ。婆さまぁ、お母さんがら膝つで頼まっだんだし、自分(おわ)部屋さ行て化粧して、小袖着て、すわすわどきたけどよ。ほしたば女中達ぁびっくりしてしまたけど。今(えま)まで婆さまだどばり思ったな、風呂さ入て、手足がら体すっかり洗て、化粧して、ええ着物きたば、ほれごそ、こごら辺りでなの見らんねぁ、ええ女子なて出はて来たおんだはげぁぇ、皆たまげでしまたけどよ。
 ほうして、お膳(じぇん)持(たが)て、若旦那どさ行たら、若旦那、見るより早ぐ、もっこら起ぎで、手(て)握(しめ)で、喜で飯食たけど。
 ほんで、三の姫ぁ、ほごの金持家(おやがたしゅ)の若旦那ど一緒んなて、安楽ん暮したけどよ。
とんぴん からんこぁ ねぁっけどは。 (集成二〇九、一〇三「姥皮」「猿聟入」)
〈話者 栗田チウ〉
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