謎のうたよみ

「あさひさす ゆうひかがやく みつまたこうずのその下に あらくわせんちょ
う すせんばい」
 昔々の大昔、この辺一帯を支配する大長者様がおって、千丁の新鍬、千杯の朱
を、ある所に蔵ってあるとの意味で、その場所は朝日のさし、夕日のうける三ま
た小路、ある人はみつまたのこうぞの木ともいい、その下であるという。
 別所の松丸法師が馬のひずめに朱がついて来たとて、人を使って松の木を掘り
返したり、あちこちさがしたが、宝はとうとう出てこなかったという。
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