なぞなぞ

○はやるソバ屋とかけて、何ととく、新しい便所ととく、
 そのこころは、タレあんばいがよい。

○鈴川村の印役(いんにゃく)・双月(そうつき)とかけて、何ととく、旦那衆の浮気ととく、
 そのこころは、あわいに山家(やんべ)

○下手な屋根ふきとかけて、何ととく、年寄の色ととく、
 そのこころは上ったり下ったり眺めたり

○ふせた擂鉢とかけて、何ととく、ねぼけ女ととく、
 そのこころは、起してする

○天から落っで、ずごろんで、青い衣を脱ぎすてて、中にうまいものなーぞ。(くるみ)

○トゲ山越えて、皮山越えて、渋山越えて、一里も八里もちゃんぽんぽんで、中うまいものなんぞ。(栗)
>>鉢かつぎ姫 目次へ