システム構成

 

 

CARINは以下の環境で動作します。

 

サーバー側

 

OS

Windows Server 2016 / 2019

Red Hat Enterprise Linux 7

Webサーバー

Internet Information Services

Apache HTTP Server

データベース

InterSystems Caché (キャシェー) 

(Ver 2014.2 / Ver 2017.2)

クライアント側

OS

Windows 7 / 8.1 / 10

ブラウザ

Internet Explorer 11

Google Chrome 77.X

Firefox 69.X

Microsoft Edge 44.X

 


画面構成

 

1.ログイン画面

ログイン名とパスワードを入力して認証されると、メインメニューが開きます。

 

 

2.メインメニュー(タブメニュー)

業務ごとに分かれたタブメニューで構成されます。各タブメニューへは、 キーかマウスでクリックして移動します。全ての操作はこの画面から行います。なお、権限の有無により表示されるタブメニューが異なります。

 

 

 

3.ツリーメニュー

シンプルなテキストベースのメニューです。

 

 

 

   画像の表示を切り替える

タブメニューの画像やポップアップメニューの表示/非表示を設定できます。

メインメニュー→システム→環境設定→画面設定で設定してください。

 

 

 


メインメニュー

 

〈画面1 メインメニュー〉

 

@ ツリーメニュー           クリックすると、ツリーメニューに切り替わります。また、マウスを重ねると、ポップアップメニューが表示されます。

A 終了                  CARINを終了します。再開するには再度ログインが必要です。

B ヘルプ                         ヘルプ画面を開きます。

C 館カレンダー              図書館のカレンダーが表示されます。

カレンダーは、メインメニュー→システム→スケジュール管理で設定します。

D 開館情報                図書館の開館時間が表示されます。

                                          カレンダーは、メインメニュー→システム→開館時間設定で設定します。

E ウェブサイト              丸善やNacsis Web CATなど、主要な検索サイトへのリンク画面を開きます。

F 日付                  日付です。Windowsの日付を反映します。

G 館                   現在処理している館です。スタッフの所属が反映されます。

H 希望申請情報    現在申請されている各種申請依頼情報を館毎に表示します。

I ILL         現在処理中のILLレコードの一覧を表示します。

J タブ                  各メニュー画面を選択します。


CARINの機能

 

ここではCARINの機能の概要を紹介します。CARIN-Lite版は使用できる機能が限定されています。詳細は各ページをご覧ください。

 

資料収集

書誌ユーティリティとの連携、書誌の編集や、単行資料と継続資料の発注〜受入など、目録作業と収書を行います。

 

製本

カレントを束ねて製本の発注〜受入を行います。

 

カウンター

貸出、返却、予約など、閲覧関連業務を行います。

 

ILL

相互貸借(NII−ILL、CARIN−ILL)を行います。

 

会計

予算の作成、執行状況の確認を行います。

 

MyCARIN

利用者向けポータル機能です。MyCARINの名称は変更可能です。

 

マスタ管理

データの管理(修正・削除)を行います。

 

一括処理

一括でデータの変更、外部データの取り込みを行います。

 

レポート

レポート(帳票)を出力します。

 

蔵書点検・非常時貸出

蔵書点検やオフラインの貸出返却などのデータの送受信を行います。

 

システム

システムの重要な設定を行います。


基本的な操作

 

ここではCARINの基本的な操作方法を説明します。

 

( )の中の英文字はショートカット

 Altキーを押しながら、( )の中の英文字を押すとショートカットになります。
例えば「書誌蔵書検索(K)」では、Altキー+Kキーを押して検索画面を開きます。

 

 

Enterキーで項目移動

 項目間の移動はEnterキーを使用します。ボタンなどは、スペースキーで選択します。

Shiftキーを押しながらEnterを押すと、1つ先の入力フィールドに移動します。またShiftキーを押しながらHomeを押すと、先頭の入力フィールドに移動します。

 

 

日付の入力

 日付の入力方法には次の2種類が用意されています。
 1つ目は、絶対日付フォーマットです。絶対日付フォーマットは、yyyymmddyymmddmmddddyyyy/mm/ddyy/mm/ddmm/ddなどの日付で入力する方法です。yyyyは西暦四桁、yyは西暦四桁の下二桁、mmは月、ddは日を表します。ddLLAST)を指定した場合、月末日になります。
 2つ目は、相対日付フォーマットです。相対日付フォーマットは、+nD-nD+nW-nW+nM-nM+nY-nY0Tなどの形で入力する方法です。nは数字、Dは日、Wは週、Mは月、Yは年を表します。+5Dと入力すれば5日後、-2Wと入力すれば2週間前、+3Yと入力すれば3年後の日付が自動で入力されます。処理日を入力したい場合は、0TTODAY)を入力します。

 なお、フォーマットチェックを自動で行ないますので、誤った入力にはエラーメッセージが表示されます。


必須項目

 データの登録に必要な項目は、項目名称が濃くなっています〈画面1〉。入力されずに登録すると、エラーメッセージが表示され、未入力の必須項目が赤く表示されます〈画面2〉。

 

〈画面 画面表示例〉

〈画面3 必須項目未入力時の画面表示例〉

 

 

データの指定

 書誌や発注などのデータは、書誌番号や発注番号などのIDをバーコードリーダーで読み取るか、キーボードで入力して指定します。またデータベースを検索して指定することもできます。詳細は「マニュアルの見方について」のページを参照してください。

 

データ修正リンク

 リンクになっているIDをクリックすると、データ編集画面が別ウインドウで開きます。これによりデータの修正を、随時行うことができます。

 

〈画面4 データ修正リンク〉


マニュアルの見方について

 

1.画面フロー

画面を開くまでの流れです。例えば貸出の場合、「@メインメニュー → Aカウンター → B貸出」の順番で画面を開きます〈画面5〉。

〈画面5 メインメニュー〉

 

2.見出しの見方

数字は順番通りに行う操作を表します。

 1→2→3→

 ()()()

 T→U→V

 

☞ は手順としては1つのみの操作を表します・

 

ABCなどのアルファベットは分岐を表します。分岐に数字が付く場合、複数のステップを表します。

   1→2−A

    →2−B

    →2−B2BT

 

このほか、★は例外処理を表します。@、A、Bはポイントごとの説明です(ILLなど)。手順通りに全てを行う必要はありません。


データの選択方法

 

受入する資料や書誌の選択は、IDを入力するか、データベースを検索して行います。ここでは基本となる単行資料と継続資料、および利用者、製本の呼び出し方を説明します。

 

1.単行資料を選択する

単行資料はIDを入力する(バーコードリーダーで読み取る)か、データベースを検索して選択します。

 

1−A IDを入力して選択する(バーコードリーダーで読み取る)

☞ いずれかのIDを入力して、入力〈画面6−@〉をクリックしてください。〈画面6−A〉で記されているIDから指定できます。

 

 

〈画面6 単行検収データ管理〉

 

1−B データベースを検索して選択する

() 〜検索〈画面7−@〉をクリックしてください。検索補助画面が開きます。

 

〈画面7 単行検収データ管理〉


() 検索条件を入力して、検索開始〈画面8−@〉をクリックしてください。

 

〈画面8 検索条件入力〉

 

 

() 選択するデータの右横の選択〈画面9−@〉をクリックしてください。このステップで選択の完了です。

 

〈画面9 検索結果一覧〉


 

2.継続資料を選択する

継続資料(継続マスタ)は、いずれかのIDを入力する(バーコードリーダーで読み取る)か、データーベースを検索して選択します。タイトルから短縮キーを入力して選択することも可能です。

 

2−A IDを入力して選択する(バーコードリーダーで読み取る)

☞ いずれかのIDを入力して、入力〈画面10−@〉をクリックしてください。〈画面10−A〉で記されているIDから指定できます。

 

〈画面10 継続マスタデータ管理〉

 


2−B 蔵書を検索して選択する

() 検索〈画面11−@〉をクリックしてください。

 

〈画面11 継続マスタデータ管理〉

 

 

() 検索条件を入力して検索開始〈画面12−@〉をクリックしてください。

 

〈画面12 検索条件入力〉

 

 

() 選択するデータ右横の選択〈画面13−@〉をクリックしてください。このステップで選択の完了です。

〈画面13 検索結果一覧〉


2−C タイトル先方一致から選択する

継続資料の場合、タイトルか短縮キーの先頭の何文字かを入力して検索することもできます。

 

() 入力フィールド〈画面14−@〉に検索する語を入力してください(例:「CARIN TEST」というタイトルの雑誌を探す場合、入力フィールドに「car」と入力してタイトル検索をする)

() 先方一致検索検索〈画面14−A〉をクリックするか、キーボードの→(右矢印キー)を押してください。検索でヒットしたタイトルが表示されます〈画面14−B〉。

() 選択するタイトルにマウスカーソルを重ねて、「Enter」キー押すか、ダブルクリックしてください。

 

〈画面14 継続マスタデータ管理〉

 


3.利用者を選択する

利用者を選択するには、利用者番号か利用券番号を入力する(カードをスキャンする)か、データベースを検索します。

 

3−A 番号を入力して選択する(カードをスキャンする)

☞ 利用者番号か利用券番号を入力して、入力をクリックしてください〈画面15−@〉。

 

〈画面15 利用者データ管理〉

 

 

3−B データベースから検索して選択する

() 検索〈画面16−@〉をクリックしてください。

 

〈画面16 利用者データ管理〉

 

() 利用者のキーワードを入力して、検索をクリックしてください〈画面17−@〉。

検索条件を絞り込みたい場合は、プルダウンメニューから区分を指定してください〈画面17−A〉。

 

〈画面17 利用者検索〉


() 利用者一覧が表示されたら、選択する利用者右横の選択〈画面18−@〉をクリックしてください。このステップで利用者の選択完了です。

 

〈画面18 利用者検索 一覧表示〉

 

 

4.製本対象を選択する

束ねる資料(カレント)は、一冊一冊、ラベル番号をバーコードリーダーで読み取るか、継続マスタを指定し、その中から資料をピックアップします。継続マスタの選択方法は「継続資料を選択する」のページを参照してください。

 

4−A IDを入力し、資料を一点づつ選択する(バーコードリーダーで読み取る)

() ラベル番号または蔵書番号を入力し(バーコードリーダで読み取り)、入力〈画面19−@〉をクリックしてください。

 

〈画面19 継続製本準備〉


() 続けて資料を選択する場合は、ラベル番号・蔵書番号を入力し(バーコードリーダで読み取り)、入力〈画面20−@〉をクリックしてください。選択が済んだら、データ登録〈画面20−A〉をクリックしてください。選択した資料が表示されます〈画面20−B〉。

 

〈画面20 継続製本準備〉

 

 

 

4−B IDを入力し、継続マスタを選択する

() 継続マスタを選択してください。継続マスタの選択方法は「継続資料を選択する」のページを参照してください。

 

〈画面21 継続製本準備〉

 

() 製本する対象をチェックし〈画面21−@〉、製本準備登録へ〈画面21−A〉をクリックしてください。このステップで継続マスタからの選択完了です。

 

〈画面22 継続製本準備〉