開講年次:2年次
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卒業:選択 情報処理:選択
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開講時期:後期 授業形態:演習 授業回数:15 回 時間数:30 時間 単位:2 単位
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■ 科目のねらい |
本科目は、総合文化学科のディプロマポリシーを実現することを目標として設置されたカリキュラムポリシー「汎用的能力・社会人としての基礎的能力、学問の方法、実務遂行能力・コミュニケーション能力をさらに高めること」の達成のために設けられた「ハイレベル」科目として配置されている。
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■ 授業の概要 |
この科目では、現役システムエンジニアとして企業向けシステム開発・保守に携わっている経験を活かし、EXCEL-VBAを活用したプログラミング方法を指導する。 現在、パソコンでの表計算処理にはExcelが利用される事が多い。Excel にはセルへのデータ入力などを自動的に行うマクロと呼ばれる機能が用意されている。この機能を利用すれば、長時間かけて手動で行っていた作業を短時間で終える事などが可能になり、Excelを使った作業の効率を上げる事ができる。 受講生は、マクロを記述するための言語であるVBA (Visual Basic for Application)を学び、マクロの基本的な使い方を理解するとともに、マクロの記述を通してプログラミングの初歩を学ぶ。
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■ 達成目標・到達目標 |
@マクロによるセルやワークシート、ブックの操作ができる。(10) A変数や定数、条件分岐やループなどを理解し、やや複雑なマクロを作成できる。(20) B配列などを利用して、マクロによるフォームの操作ができる。(20) Cマクロを用いて、一覧表から何らかの様式を出力するプログラムが書ける。(50)
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■ 単位認定の要件 |
授業内で「販売管理」ツールを作成。そのExcelブックおよびレポートの提出。
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■ 単位の認定方法及び割合 |
期末レポート:30% 授業内提出物:70%
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第1回 |
ガイダンス
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授業の概要を学ぶ。また、マクロの便利さを体験する。(P.12-52)
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第2回 |
VBA記述の基本
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VBEの使い方を学び、簡単なプロシージャを作成する。(P.54-70)
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第3回 |
オブジェクトとプロパティ
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VBAとExcelシートの関係について学ぶ。(P.72-92)
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第4回 |
メソッドと引数
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VBAとExcelで行う操作の関係について学ぶ。(P.93-102)
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第5回 |
演算子と条件分岐@
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演算子と条件分岐のIfステートメントについて学ぶ。(P.104-121)
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第6回 |
条件分岐A
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条件分岐のSelect Caseステートメントについて学ぶ。(P.122-132)
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第7回 |
ループと変数@
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プログラミングに必須なループと変数の基礎について学ぶ。(P.134-160)
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第8回 |
変数A
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変数の正しい使い方や有効範囲、有効期限について学ぶ。(P.161-176)
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第9回 |
定数とその他繰り返し
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プログラムにおける「定数」とは? またその他の繰り返しについて学ぶ。(P.177-188)
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第10回 |
VBA関数
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Excelに用意されているVBA関数にはどのようなものがあるのかを学ぶ。(P.190-200)
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第11回 |
応用演習@
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「販売管理」作成の演習@。(P.202-217)
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第12回 |
応用演習A
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「販売管理」作成の演習A。(P.218-240)
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第13回 |
応用演習B
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「販売管理」作成の演習B。(P.241-263)
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第14回 |
応用演習C
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「販売管理」作成の演習C。(P.264-298)
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第15回 |
発表、フィードバック、まとめ
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授業内容のまとめを行う。
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■ 時間外学修 |
授業は、テキストの要点を説明しながら進める。このため、教室外学修において、テキストをしっかりと読み込み、あらかじめ、重要と思われる、または、不明なキーワードをノートにメモしておくこと。(目安時間:毎回約4時間)
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■ 使用テキスト・教材 |
立山秀利(2007)『最初からそう教えてくれればいいのに!ExcelVBAのプログラミングのツボとコツがゼッタイにわかる本』秀和システム
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■ 参考文献等 |
立山秀利(2018)『最初からそう教えてくれればいいのに!ExcelVBAのプログラミングのツボとコツがゼッタイにわかる本「“超”入門編』秀和システム
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■ 備考 |
受講には、最低でも情報処理演習Iの単位取得(Excel基礎)程度の知識を有することが求められる。 授業の進行如何によって、使用テキストで挙げたテキストの続編で扱われているより高度な内容を授業の中で取り上げる。
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