東北文教大学    
   
 2020年度 シラバス 短期大学部 総合文化学科

図書館サービス特論

開講年次:2年次
卒業:選択  司 書:選択
開講時期:後期 授業形態:講義 授業回数:8 回 時間数:15 時間 単位:1 単位
伊 藤 弘 昭

■ 科目のねらい
共通科目領域におけるこの科目は、実務遂行能力を身につけ、知識や技術をもとにコミュニケーション能力を高め、資格取得にかかわる知識・技術習得のため「図書館司書」群に設置されている。図書館司書資格取得のための選択科目。
■ 授業の概要
図書館サービスの計画や実施に関わる「著作権」や「著作権問題」について理解を深め、日常の業務上直面する著作権問
題に対応できる能力の基礎をつくる.特に電子メディアと著作権の関係についての知識の習得に重点をおく。
図書館における対人関係の基本的理解を目的とし、図書館での直接サービスの基盤となる「コミュニケーション能力」の
基礎を習得する。
■ 達成目標・到達目標
@「著作権」の基本概念と図書館サービスとの関係について解説できる。
A電子メディアと著作権の関係について人に説明できる。
B利用者と図書館員のコミュニケーションのあり方について自分の意見を明確に述べることができる。
■ 単位認定の要件
授業で指示された@ABに関わる課題ワークシートを作成・提出し、各課題で提示された条件を60%以上満たすこと。
■ 単位の認定方法及び割合
期末レポート:50% 授業内提出物:20% 授業内活動:30%
■ 授業計画

第1回  「著作権」の諸概念@
  著作権に関する基礎知識を概説する。

第2回  「著作権」の諸概念A
  図書館サービスと特に関係する規定の解説と事例紹介を行う。

第3回  電子メディアと「著作権」@
  電子メディアに関わる著作権問題について概説する。

第4回  電子メディアと「著作権」A
  電子メディアに関わる著作権問題の事例紹介と解説を行う。

第5回  コミュニケーションの基礎
  コミュニケーションの基礎理論と一般的留意点について概説する。

第6回  図書館とコミュニケーション@
  図書館サービスとコミュニケーションについて概説する。

第7回  図書館とコミュニケーションA
  話し手・聴き手の基礎技術について解説する。

第8回  図書館とコミュニケーションB
  コミュニケーション上の基本的なマナー(応接,電話,文書等)について解説する。


■ 時間外学修
授業内で指示したプリント教材の該当箇所を読んでおき、新しく出てきた用語や事項については辞書等で調べておくこと。またよくわからない箇所についてはメモしておくこと。(目安時間:各回約2時間)
授業内で配付する「まとめ用ワークシート」を指定期日まで作成しておくこと。(目安時間:4回×約3時間)
■ 課題に対するフィードバック
授業内で指示した該当部分については次の授業回で解説し、その後質疑応答の時間を設けて確認する。
「まとめ用ワークシート」については、提出後必要(理解度)に応じて解説を加える。
■ 使用テキスト・教材
授業中にプリントを配布し、それをもとに授業を行う。
■ 参考文献等
授業内で適宜紹介する。
■ 備考
■ 連絡先
h_itoh[at]g-tbunkyo.jp