東北文教大学    
   
 2020年度 シラバス 短期大学部 総合文化学科

キャリアデザイン

開講年次:2年次
卒業:選択  ピアヘル:選択  上級ビジ:選択
開講時期:後期 授業形態:講義 授業回数:15 回 時間数:30 時間 単位:2 単位
佐藤晃、齋藤由美子

■ 科目のねらい
 共通科目領域におけるこの科目は、実務遂行能力を身につけ、知識や技術をもとにコミュニケーション能力とともに教養を深めるため、「教養」群に設置されている。
■ 授業の概要
これからの社会におけるキャリア形成の中心的な課題を「キャリアアンカー」「キャリアアダプタビリティ」等の概念の
理解を通じて身につける。ワークライフバランスの重要性を理解し、自己のキャリアデザインに活かす方法を体験的に得る。
また、社会人として「生き抜く」ための知恵として、学問から得られるもの、働く者の権利、他者との円滑な関係作り等
を知り、人生に活かしていけるようにする。
■ 達成目標・到達目標
これからの社会の在り方と自己のキャリア形成について理解し、ビジョンを持つことができる。
ライフキャリアとワークキャリアの関係について考える意義と両者のバランスのとれた在り方を説明することができる。
学問から得られる知的技法や「学ぶこと」の意義を理解し、人生に活かしていける。
働く者としての権利や適切な人間関係の構築方法を実践できる。
■ 単位認定の要件
上記項目のいずれも60%以上
■ 単位の認定方法及び割合
期末レポート:50% 授業内提出物:20% 授業内活動:30%
■ 授業計画

第1回  イントロダクション:キャリアデザインとは何か
  キャリアデザインの基本的な意味と、なぜ今、キャリアデザインが必要かについて知る。

第2回  キャリアアンカーとキャリアアダプタビリティ
  キャリアデザインの柱となる概念である「キャリアアンカー」と「キャリアアダプタビリティ」の意義と重要性を知る。

第3回  ワークライフバランスを考える@
  ワークライフバランスの意味と、ライフキャリアの形成の今日的な諸問題について取り上げ、自己のキャリアデザインを考える課題を知る。

第4回  ワークライフバランスを考えるA
  ライフキャリアとワークキャリアの調和は何が課題となるのか、自己に引き付けて考え、自分のライフコースをシミュレートしてみる。

第5回  学問から得る「生きる知恵」―教養とは何か@
  総合文化学科の学習を例に、教育から得られる知見とは、どのように人生に活かされるものなのかを考える。

第6回  学問から得る「生きる知恵」―教養とは何かA
  総合文化学科の学習を例に、教育から得られる知見とは、どのように人生に活かされるものなのかを考える。

第7回  ゲストスピーカーに聞く@:学生時代に学んだこととは何だったのか
  社会人ゲストに、大学で学んだ知見がどう生きていると思うかを聞いてみる。

第8回  人間関係で悩まないために@:アサーション入門
  社会人としての生活における問題を理解する。中でも人間関係の構築に有効なアサーションについて知る。

第9回  人間関係で悩まないためにA:アサーション演習
  アサーションに実際について、グループワークを含む課題学習を通じて理解する。

第10回  人間関係で悩まないためにB:アサーション演習
  アサーションに実際について、グループワークを含む課題学習を通じて理解する。

第11回  人間関係で悩まないためにC:アサーション演習
  アサーションに実際について、グループワークを含む課題学習を通じて理解する。

第12回  働く者の権利を学ぶ@
  職場や地域社会における今日的な課題において必要な法的知識などを知る。

第13回  働く者の権利を学ぶA
  職場や地域社会における今日的な課題において必要な法的知識などを知る。

第14回  ゲストスピーカーに聞くA:自分作りとしてのキャリアデザイン
  キャリアデザイン=自分作りであるということへの理解をゲストの実際の体験談を通じて理解する。

第15回  まとめ:社会人として踏み出すための心構え
  これからの社会を生きていくことへの「知恵」と「勇気」を身につける学びとして学生生活をそれぞれが振り返る。


■ 時間外学修
授業で使われた用語について、自分で調べて理解を深めること。(各4時間)課題学習では、適宜予習、復習を指示する。(各4時間)
■ 課題に対するフィードバック
課題の振り返りシートを提出後にまとめ、講評する。
■ 使用テキスト・教材
授業内において適宜資料を配布する。
■ 参考文献等
■ 備考
ゲストスピーカーによる講話とその振り返りや、グループワークによる課題学習を随時盛り込みながら進めていく。
■ 連絡先
佐藤晃(a_satoh[at]g-tbunkyo.jp)、齋藤由美子(ym_saito[at]g-tbunkyo.jp)