開講年次:1・2年次
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卒業:選択 D A:選択
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開講時期:後期 授業形態:講義・演習 授業回数:15 回 時間数:30 時間 単位:2 単位
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■ 科目のねらい |
コア科目の領域におけるこの科目は、学生が学問の方法を身につけ歴史と文化を踏まえて人間や社会の出来事を総合的に理解し説明できるようになることをねらいとし、また、卒業研究にあたっての周辺的知識を得る科目として「関連」の科目群に配置している。
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■ 授業の概要 |
地域の残る伝統文化を後世に伝承していく手法として「デジタル・アーカイブ」の役割を理解し、デジタル・アーカイブ を活用した新たな文化創造、地域におけるアーカイブ活動について学びます。 上級デジタルアーキビストとしてのデジタルアーカイブの経験を活かし、事例を紹介しながら、地域の課題解決にデジタル・アーカイブがどのように役立つかを考え、デジタル・アーカイブの実践を行う。
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■ 達成目標・到達目標 |
@地域文化について、説明できるようになる。 A地域文化とデジタル・アーカイブの関係を自分で考え、説明できるようになる。 Bデジタル・アーカイブの計画を自分で立案し、アーカイブできるようになる。 Cデジタル・アーカイブを利用したコンテンツ(教材)開発ができるようになる。
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■ 単位認定の要件 |
上記項目の理解度を確認する提出レポートを通じて、指定されたレポートの条件を満たした上で、合計60%以上の理解を 示すこと。
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■ 単位の認定方法及び割合 |
期末レポート:40% 期末試験:30% 授業内活動:30%
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第1回 |
ガイダンス
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受講上の注意、授業の概要を説明する。
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第2回 |
地域文化とは
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地域と文化の関係、地域が抱えている課題を考え、実例を紹介しながら解説する。
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第3回 |
マルチメディアの歴史
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メディアの歴史を解説し、現代のデジタル技術について学ぶ。
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第4回 |
地域文化のデジタル化
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地域文化がどのよにして伝承されてきたのか、デジタル化する意義を知り、今後どのように伝承されていくのかをまとめる。
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第5回 |
著作権と文化メディア
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著作権について学び、メディアとの関係及び地域文化を後世に伝える為の記録方法を学ぶ。
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第6回 |
デジタル化 演習(1)
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デジタル機器の種類について解説し、その扱い方を学ぶ。
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第7回 |
デジタル化 演習(2)
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デジタル機器を使用し、デジタル化されたデータをパソコンへ取り込む方法やその管理について学ぶ。
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第8回 |
アーカイブ計画(1)
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デジタル・アーカイブの活用方法、計画方法について解説する。
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第9回 |
アーカイブ計画(2)
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Webサイトを利用したコンテンツ(教材)提供について解説する。
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第10回 |
アーカイブ演習(1)
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地域文化活動のデジタル・アーカイブ(映像記録・音声記録)する演習を行う。
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第11回 |
アーカイブ演習(2)
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地域文化活動のデジタル・アーカイブ(パソコンへのデータ保存)する演習を行う。
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第12回 |
アーカイブ作成(1)
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実際に収録したデジタル・アーカイブ(映像・音声)について、まとめを行う。
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第13回 |
アーカイブ作成(2)
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パソコンを利用してデジタル・アーカイブのデータ編集・まとめを行う。
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第14回 |
アーカイブ作成(3)
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アーカイブの計画に沿って、コンテンツの公開方法について学ぶ。
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第15回 |
レポート試験の課題説明
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レポート試験についての指導
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■ 時間外学修 |
授業で配る教材プリントは、内容を確認し必ず復習しておくこと。また、最後のレポート試験に必要な資料となるので 無くさないこと。参考文献等を読んで授業に臨むこと。(毎回平均4時間)
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■ 課題に対するフィードバック |
授業内に実施する小テストについては、後の授業回にて解説を行う。
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■ 使用テキスト・教材 |
プリントを配布し授業を行う。
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■ 参考文献等 |
『地域文化とデジタルアーカイブ』 2,000円(税別)(発行:株式会社 樹村房) 『地域をはぐくむネットワーク』 1,800円(税別)(発行:株式会社 昭和堂)
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■ 備考 |
不定期にレポートの提出を求める。レポートの提出は電子メールを利用することもあるので、各自メールの扱いは 熟知しておくこと。 各自「USBフラッシュメモリ」を購入しておくこと。
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