東北文教大学    
   
 2020年度 シラバス 短期大学部 総合文化学科

フランス語T

開講年次:1・2年次
卒業:選択
開講時期:前期 授業形態:演習 授業回数:15 回 時間数:30 時間 単位:1 単位
阿 部 いそみ

■ 科目のねらい
共通科目領域におけるこの科目は、実務遂行能力を身につけ、知識や技術をもとにコミュニケーション能力を高めるため
「語学」群に設置されている。
■ 授業の概要
 初級フランス語の基本事項を身につけることをめざしている。テキスト『ピエールとユゴー』の進行役はパリに住む中学3年生ピエールとユゴーである。二人はヴァカンスを利用してユゴーの叔母さんが住む南フランスの村に向かう。授業では、ピエールとユゴーが遭遇する様々な場面や状況(荷造り、列車旅行、ヒッチハイクなど)での会話を段階的に覚えていく。発音や文法知識の習得を中心としながら、フランスの歴史や文化、生活習慣について学び、異なる文化や社会、多様な価値観を理解する力を養う。また、新しい知識を獲得していく際に必要とされる、学びの基礎力を培うことも目的とする。
■ 達成目標・到達目標
・アルファベ26文字を正しく発音することかできる.
・フランス語で挨拶と自己紹介をすることができる.
・70までの数詞について、正しく綴り発音することができる.
・時刻をフランス語で表現することができる.
■ 単位認定の要件
達成目標・到達目標の項目すべてについて、60%以上理解すること。
■ 単位の認定方法及び割合
授業内提出物:30% 授業内試験:50% 授業内活動:20%
■ 授業計画

第1回  <遠隔授業>ガイダンス
  授業の概要を知る。アルファべ(フランス語のアルファベット)、綴り字記号、あいさつ表現を学ぶ。

第2回  <遠隔授業>自己紹介の表現
  自己紹介の表現、数詞0から10を学ぶ。

第3回  <遠隔授業>荷造りについての会話1
  お礼の言い方。

第4回  <遠隔授業>荷造りについての会話2
  「何」・「誰」をたずねる表現を学ぶ。

第5回  <遠隔授業>駅での会話1
  定冠詞、第1群規則動詞、否定文の表現を学ぶ。

第6回  駅での会話2
  提示の表現、「誰か」をたずねる表現を学ぶ(グループで会話練習)。

第7回  列車内での会話1
  指示形容詞、疑問文を学ぶ(グループで会話練習)。

第8回  列車内での会話2
  「何が好きか」をたずねる表現を学ぶ(グループで会話練習)。

第9回  ヒッチハイクでの会話1
  前置詞と定冠詞の縮約、命令形を学ぶ(グループで会話練習)。

第10回  ヒッチハイクでの会話2
  相手の体調をたずねる表現、「どのように」をたずねる表現を学ぶ(グループで会話練習)。

第11回  ヒッチハイクでの会話3
  所有形容詞、疑問形容詞、数詞70までを覚える(グループで会話練習)。

第12回  ヒッチハイクでの会話4
  年齢の言い方、好きな色をたずねる表現を学ぶ(グループで会話練習)。

第13回  叔母さんの家に到着1
  部分冠詞、第2群規則動詞を学ぶ(グループで会話練習)。

第14回  叔母さんの家に到着2
  依頼表現、欲しい飲みものをたずねる表現を学ぶ。ヴァカンス文化とパリ祭について学ぶ(グループで会話練習)。

第15回  <遠隔授業>まとめ
  学習したフランス語表現を確認する。


■ 時間外学修
 テキストの学習事項について反復学習(発音練習及び書く練習)をして、ノートにまとめ、復習を万全にしておくこと(目安時間:各回約1時間)。また次回の授業に臨むにあたり、特に指示された箇所(本文の和訳、練習問題等)について予習をし、ノートにまとめておくこと(目安時間:各回約30分)
■ 課題に対するフィードバック
授業中に実施する小テスト、及び回収した宿題(練習問題)について、後の授業回にて解説を行う。
■ 使用テキスト・教材
小笠原洋子『ピエールとユゴー コンパクト版(DVD付)』(白水社)
■ 参考文献等
荒川久美子『「リサとガスパール」と一緒にひとことフランス語』(白水社)
■ 備考
テキストにはDVDが付いています。予習復習時に有効に活用してください。
■ 連絡先
i_abe(at)g-tbunkyo.jp