東北文教大学    
   
 2020年度 シラバス 短期大学部 総合文化学科

生活文化の理解と発信

開講年次:1・2年次
卒業:選択  情報処理:選択
開講時期:前期 授業形態:講義・演習 授業回数:15 回 時間数:30 時間 単位:2 単位
澤   恩 嬉

■ 科目のねらい
 共通科目領域におけるこの科目は、実務遂行能力を身につけ、知識や技術をもとにコミュニケーション能力とともに教養を深めるため、「教養」群に設置されている。
■ 授業の概要
日本の文化と言えば日本の伝統文化を想像することが多いかも知れませんが、実は、日常的に私たちが行っている生活文
化の中にも、外国の人から見れば、「当たり前」ではないものがたくさんあります。
この授業では、私たちが「当たり前」に思っている現代日本の生活文化の中から、他の国との違いや共通点を見つけ出し
、調べ、発信します。双方向遠隔授業方式で、韓国の高校に向けてオンライン上で調べた内容を発表し、ディスカッショ
ンを行います。
■ 達成目標・到達目標
@自文化を異文化的な視点で捉え直し、教材の中に実現することができる。
A現代日本の生活文化に関わることについて調べ、分かりやすくまとめることができる。
B自文化および異文化に対する感度を高め、表現できるようになる。
C異なる言語間、文化間において、自分の考えを能動的に述べることができる。
■ 単位認定の要件
達成目標の@〜Cまでのことが60%以上できていること。
■ 単位の認定方法及び割合
期末レポート:30% 授業内提出物:30% 授業内活動:40%
■ 授業計画

第1回  【遠隔授業】ガイダンス(5/13)
  シラバスに沿って半期のスケジュールを確認し、授業方式について説明します。
また、自己紹介のスライドを作成します。


第2回  【遠隔授業】「意外と知らない自国の生活文化について」テーマ探し(5/20)
  第1回目の授業で作成した、自己紹介のスライドを公開し、受講生同士で交流をはかります。
次に、「意外と知らない自国の生活文化」について一人一人テーマを考え、参考資料を集めます。

第3回  【遠隔授業】「意外と知らない自国の生活文化について」発表資料の作成(5/23)
  第2回目の授業で調べたテーマについて、個人発表のための資料を作成します。

第4回  【遠隔授業】「意外と知らない自国の生活文化について」発表資料の完成(5/27)
  作成した発表資料のコメントなどを参考に、資料の修正を行い、発表資料を完成させます。

第5回  【遠隔授業】「意外と知らない自国の生活文化について」個人発表(6/3)
  作成した発表資料をクラスルーム上で公開し、他の人(全員)の発表についてコメント・質問を書きます。
また、自分の発表資料についての質問には返信を書き込みます。

第6回  第1回2回に向けたグループ発表の準備、「やさしい日本語」について(6/10)
  第1回と2回の遠隔通信に向けて個人発表資料をグループ発表向けに修正し、リハーサルを行います。
「やさしい日本語」の概念を理解し、できるだけ「やさしい日本語」を使って発表するように心がけます。

第7回  第1回協定校との遠隔通信(6/17)
  協定校である韓国正義女子高校の生徒たちに向けてグループ発表を行います。
発表後は、発表テーマについて質疑応答も行います。

第8回  第2回協定校との遠隔通信(6/24)
  協定校である韓国正義女子高校の生徒たちに向けてグループ発表を行います。
発表後は、発表テーマについて質疑応答も行います。

第9回  振り返りと第3回4回に向けた発表の準備(7/1)
  第1回と2回の発表について振り返りを行います。
第3回と4回の遠隔通信に向けて個人発表資料をグループ発表向けに修正し、リハーサルを行います。

第10回  第3回協定校との遠隔通信(7/8)
  協定校である韓国正義女子高校の生徒たちに向けてグループ発表を行います。
発表後は、発表テーマについて質疑応答も行います。

第11回  第4回協定校との遠隔通信(7/15)
  協定校である韓国正義女子高校の生徒たちに向けてグループ発表を行います。
発表後は、発表テーマについて質疑応答も行います。

第12回  「自国の生活文化に関するガイドブックを作る」テーマ探し(7/22)
  これまでの発表してきた経験を参考に、海外に紹介したい自国の生活文化に関するガイドブックを作成します。どのようなものを紹介するか、テーマを探すために、インターネットなどを使って資料を集めます。

第13回  【遠隔授業】ガイドブックの作成(7/29)
  第12回目の授業で決めたテーマに沿って、各自ガイドブックを作成します。
ガイドブック作成にあたっては授業で説明した基本ルールに従って作成します。特に「やさしい日本語」の使用を心がけます。

第14回  【遠隔授業】ガイドブックの発表と相互評価(8/2)
  作成したガイドブックをクラスルーム上に公開し、設定した基準に沿って評価します。
受講生同士によるコメントは作成者にフィードバックし、コメントを参考に発表資料を修正します。

第15回  振り返りとまとめ(8/5)
  個人発表についての振り返りと半期のまとめをし、期末レポートについて説明します。


■ 時間外学修
グループ発表のための準備を行う(5時間)。
発信のための情報収集や発表の準備をする(5時間)。
授業内で発表した内容をレポートとしてまとめる(5時間)。
■ 課題に対するフィードバック
授業課題の確認を行い、コメントする。
遠隔通信で発表した内容について、改善点などをコメントする。
受講生同士のコメントをフィードバックする。
■ 使用テキスト・教材
必要に応じてプリントを配布します。
■ 参考文献等
■ 備考
■ 連絡先
e_sawa[at]g-tbunkyo.jp