開講年次:2年次
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卒業:選択 保育士:必修
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開講時期:前期 授業形態:演習 授業回数:15 回 時間数:30 時間 単位:1 単位
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■ 科目のねらい |
この科目は、子どもの心身の育ちを支えるために必要な専門知識・技術を養うための専門科目であり(CP)、保育を実践す るための方法や技術の習得(DP)をねらいとする。
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■ 授業の概要 |
保育(教育)現場では、障害のある子や問題を抱えた子と出会うことはよくあることである。いろいろな障害についての 特徴や保育(教育)上の留意点等を学び、現場で活かせる知識となるようにしたい。 授業者が通級指導教室・特別支援学級担任としての実践例を取り入れながら、子どもとの関わり方・家庭との連携などの 実践力がつくよう授業を構成している。 また、最近話題になっている発達障害については、国の施策とともに指導法など最新の情報を提供する予定である。 なお、授業は、グループワーク・疑似体験・ロールプレイ等を多く取り入れて進めていく。
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■ 達成目標・到達目標 |
@それぞれの障害の特徴を理解し、説明できる A子どものニーズを把握し、その対応について考えを説明することができる B自分なりの「障害観」を確立し、他者に伝えることができる
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■ 単位認定の要件 |
@〜Bの項目すべてについて、60%以上理解すること
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■ 単位の認定方法及び割合 |
期末レポート:50% 授業内活動:50%
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第1回 |
障害観
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障害をどうとらえているか(障害観)を確認する(遠隔)
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第2回 |
知的障害
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知的障害の定義・検査・指導法等について調べる(遠隔)
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第3回 |
視覚障害
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視覚障害の種類・検査・指導法等について調べる(遠隔)
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第4回 |
聴覚障害
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聴覚障害の検査・指導法等について調べる(遠隔)
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第5回 |
保育園で問題になる障害
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保育園で問題になる障害の種類・程度について調べる(遠隔)
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第6回 |
言語障害
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構音障害・吃音・口蓋裂について、その特徴と対応について学ぶ
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第7回 |
情緒障害
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「心理的要因の強い問題」と「脳の機能障害」について、代表的な問題について学ぶ
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第8回 |
自閉症
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自閉症の理解とその指導、対応の歴史について学ぶ
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第9回 |
言語発達の基礎
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言語獲得のメカニズム、言語発達のプロセス、自閉症児の言語指導について学ぶ
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第10回 |
発達障害
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LD・ADHD・自閉症スペクトラムの理解と対応について学ぶ
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第11回 |
技法(1)
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構造化の考え方を知り、具体的な工夫を考える
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第12回 |
技法(2)
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ソーシャル・トレーニングについて学ぶ
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第13回 |
技法(3)
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ソーシャル・ストーリーについて学び、作成する
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第14回 |
発達障害といじめ問題
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発達障害といじめの関係、その対処法について学ぶ
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第15回 |
発達障害と不登校
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発達障害と不登校の関係、その対処法について学ぶ
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■ 時間外学修 |
@各回の授業終了時に次回授業の資料を提示するので、図書館等で内容を確認する(目安時間約30分)A授業で行った 演習についてレポートを執筆する(目安時間約1時間)B学外における「障害児・者に関するイベント(行事、研修会等)」へ の参加・受講・ボランティアなどに取り組む(レポート提出) 合計15時間
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■ 課題に対するフィードバック |
授業中に作成したレポートについては、次の授業回にて解説ならびに講評を行う予定である。
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■ 使用テキスト・教材 |
テキストは特に使用しないが、授業者の論文等を参考資料として用いる予定である。参考書等は授業の中で紹介したい。
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