東北文教大学    
   
 2020年度 シラバス 短期大学部 子ども学科

合唱

開講年次:1年次
卒業:選択
開講時期:前・後期 授業形態:演習 授業回数:30 回 時間数:60 時間 単位:2 単位
宮下通(実務経験あり)、須藤円

■ 科目のねらい
この科目は、子どもの心身の育ちを支えるために必要な専門知識・技術を養うために設置した科目である。
合唱という表現活動を通して、互いの気持ちを尊重する態度と集団でひとつの音楽を作り上げる感動を味わいながら、自
ら表現する喜びを味わい、表現者としての自覚と集中力を学び、保育者として必要な能力を養う。
■ 授業の概要
 保育をするための方法や技術の必要性を理解し、五感を通して豊かな感性と情操を身につけ、習得した方法や技術を子どもの姿に即して実践する科目であり、幼稚園課外教室講師での経験を活かして子どもの発達段階を考慮しながら、子どもの心身の育ちを支えるために必要な専門知識・技術を養うために保育を実践するための方法や技術を身につけ豊かな感性と情操を身につける(DP)ことをねらいとします。
 授業では、様々な形態の合唱に取り組み、合唱活動の楽しさを味わいます。また、付属幼稚園年長児との音楽発表会に向けて童謡や唱歌を知り、それらの合唱編曲作品に取り組みます。
■ 達成目標・到達目標
@音楽を楽しみながら謙虚な精神でアンサンブルをすることができる。
A合唱に必要な歌唱技術、表現者としての能力を発揮することができる。
B前向きな姿勢で授業や練習に取り組み、積極的に演奏活動へ参加することができる。
■ 単位認定の要件
@〜Bのすべてにおいて,60%以上達成すること。
■ 単位の認定方法及び割合
期末レポート:40% 授業内提出物:10% 授業内活動:50%
■ 授業計画

第1回  ガイダンス
  授業について【遠隔】

第2回  演習計画1
  体ほぐし,旋律の確認(「あくび」・「ため息」・「犬のおなか」),調査(童謡・唱歌について)【遠隔】

第3回  演習計画2
  体ほぐし,旋律の確認と歌唱(「あくび」・「ため息」・「犬のおなか」)【遠隔】

第4回  楽曲の把握1
  体ほぐし,歌唱(「あくび」・「ため息」・「犬のおなか」),旋律の確認(「校歌」)【遠隔】

第5回  楽曲の理解1
  体ほぐし,歌唱(「あくび」・「ため息」・「犬のおなか」),旋律の確認(「校歌」),童謡の鑑賞【遠隔】

第6回  合唱における発声1-1
  パートの振り分け

第7回  合唱における発声1-2
  曲集から数曲取り組み,楽曲の理解と演奏法を考える。

第8回  合唱表現1-1
  曲集に取り組み,楽曲の理解を深め,表現法を考える。

第9回  合唱表現1-2まとめ
  曲集を通して,楽曲の理解を深め,表現法を考える。
まとめ

第10回  楽曲の把握2
  童謡の合唱編曲作品に取り組み,楽曲を把握する。

第11回  楽曲の理解2
  曲集から数曲取り組み,楽曲を理解する。

第12回  合唱における発声2-1
  曲集から数曲取り組み,楽曲を理解する。

第13回  合唱における発声2-2
  曲集から数曲取り組み,楽曲の理解と演奏法を考える。

第14回  合唱表現2-1
  曲集に取り組み,楽曲の理解を深め,表現法を考える。

第15回  合唱表現2-2まとめ
  曲集を通して,楽曲の理解を深め,表現法を考える。
まとめ

第16回  楽曲の把握3
  付属幼稚園の園内演奏会に向けた曲集から数曲を斉唱で取り組み,楽曲を理解する。

第17回  楽曲の理解3
  曲集から数曲を斉唱で取り組み,楽曲を理解する。

第18回  楽曲の暗譜
  曲集を通して,楽曲の理解を深め、暗譜する。

第19回  園内演奏会
  付属幼稚園において,曲集の発表を行う。

第20回  発表会用楽曲演習1(旋律の把握)
  曲集から数曲を合唱で取り組み,楽曲の理解と演奏法を考える。

第21回  発表会用楽曲演習2(旋律の確認)
  曲集から数曲を合唱で取り組み,楽曲の理解と演奏法を考える。

第22回  発表会用楽曲演習3(旋律の理解)
  曲集から数曲を合唱で取り組み,楽曲の理解と演奏法を考える。

第23回  発表会用楽曲演習4(他パートとの調和)
  曲集を通して,楽曲の理解を深め表現法を考える。

第24回  発表会用楽曲演習5(学生合唱曲の選曲)
  学生が単独で発表する合唱曲に取り組み,楽曲の理解と演奏法を考える。

第25回  発表会用楽曲演習6(学生合唱曲の把握)
  学生が単独で発表する合唱曲の指揮者ならびに伴奏者を選出し,楽曲の理解と演奏法を考える。

第26回  発表会用楽曲演習7(学生合唱曲の理解)
  学生が単独で発表する合唱曲を通して,楽曲の理解を深め表現法を考える。

第27回  発表会用楽曲演習8(園児との合同合唱)
  付属幼稚園年長児と合同で合唱を行い,互いに聴きあう。

第28回  発表会用楽曲演習9(合同合唱と学生合唱)
  付属幼稚園年長児と合同で合唱を行い,声部の役割を感じる。

第29回  発表会用楽曲演習10(暗譜)
  付属幼稚園年長児と合同で合唱を行い,それぞれの声部の役割を感じながら暗譜で合唱を行う。

第30回  発表会用楽曲演習11(音楽発表会に沿って)
  付属幼稚園年長児と協働で合唱をすることの楽しさを味わう。


■ 時間外学修
童謡や唱歌、様々な形態の合唱曲を聴くこと(目安時間20分)
■ 課題に対するフィードバック
■ 使用テキスト・教材
授業中に教材資料を配付。
■ 参考文献等
授業内で適宜紹介する
■ 備考
■ 連絡先
t_miyashita(at)t-bunkyo.ac.jp