開講年次:1年次
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卒業:必修 保育士:必修 幼稚園:必修
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開講時期:前期 授業形態:演習 授業回数:15 回 時間数:30 時間 単位:1 単位
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■ 科目のねらい |
この科目は、専門科目の「保育の内容と方法」の区分に配置されており、領域「環境」の視点から現場で実践するために必要となる基本的な知識・技術の習得(DP)を目指している。また、幼児を取り巻く環境や幼児の身近な環境との関わりについて理解を深め、専門職としての感性を磨き、大切な人的環境となるための基礎を習得(CP)することを目的とする。
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■ 授業の概要 |
幼児を取り巻く環境には、物的環境・人的環境・社会的環境・安全等があることを知り、環境の重要性を自らの実体験を通して学び、それらの学びが発達に大きく関わっていることを認識する。そのために、授業者は、幼稚園教諭として担任の実務経験を活かし、現場の姿がイメージできる実践例を授業に取り入れながら、環境の内容について教授したり実体験を通して深く学んだりできるようにしていく。
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■ 達成目標・到達目標 |
@幼児を取り巻く環境の変化や現代社会の現状・課題を述べることができる。 A領域「環境」のねらいと内容を理解し、年齢や発達の違いに応じた保育環境の違いを記述することができる。 B身近な環境と関わる実体験と幼児の体験を関連づけながら、環境の重要性について記述することができる。
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■ 単位認定の要件 |
上記の達成目標・到達目標を60%以上達成すること。
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■ 単位の認定方法及び割合 |
授業内提出物:60% 授業内試験:20% 授業内活動:20%
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第1回 |
ガイダンス、本授業の概要と授業計画
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【遠隔授業】 本授業の概要と授業計画を理解する。 教科書 領域「環境」の読み解き方を知る。
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第2回 |
保育内容 領域「環境」
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【遠隔授業】 幼児教育の基本について学ぶ。 領域「環境」のねらいと内容を具体的に学ぶ。
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第3回 |
保育内容 領域「環境」
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【遠隔授業】 乳幼児期の育ちと領域「環境」について学ぶ。
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第4回 |
自然環境
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【遠隔授業】 自然環境の重要性を踏まえて、春の草花に触れ、興味・関心を持つ。
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第5回 |
物的環境、情報環境
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【遠隔授業】 身近な環境に目を向け、文字や標識、数量や図形に関心を持つ。
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第6回 |
物的環境、情報環境
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遠隔授業の振り返りと学びの整理をする。 大学構内にある標識を探し、幼児にとっての文字や標識・マークの意味を考える。
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第7回 |
自然環境
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各自、野菜の栽培方法を調べ、栽培活動を体験的に学ぶ。
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第8回 |
自然環境
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幼児の生き物への興味・関心について学び、生き物の不思議さや命の大切さを認識する。
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第9回 |
自然環境
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ダンゴムシを探したり見たり触れたり調べたりした体験を基に、情報交換をする。 幼児が身近な環境を取り入れて遊ぶ活動の意味を考える。
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第10回 |
幼児を取り巻く環境
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幼児を取り巻く環境について、映像などの視覚的教材から学ぶ。
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第11回 |
幼児を取り巻く環境
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DVDの映像から幼児の姿をイメージして、実際に幼児を取り巻く環境の理解を深める。
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第12回 |
人的環境、物的環境
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DVD「保育所の1日」の視聴を通して、保育所の1日の流れを知る。 年齢や発達に合わせた保育環境の違いに気づく。
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第13回 |
人的環境、物的環境
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DVD「幼稚園の1日」の視聴を通して、幼稚園の1日の流れを知る。 人的環境である保育者の役割の重要性を認識する。
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第14回 |
現代社会の現状と課題
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幼児を取り巻く環境の変化について学び、新しい時代の教育の課題について考える。
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第15回 |
まとめ
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幼児と環境の関わりについて振り返り、環境の重要性を再認識する。
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■ 時間外学修 |
事前にテキストに目を通して授業内容を把握しておくこと。(目安時間:毎回1時間) 個人の課題用紙に記録・まとめ・考察を記入して、提出期限までに提出できるようにする。(目安時間:毎回1時間) 提出課題は、調べたりまとめたり作成したりして提出や発表ができるようにする。(目安時間:10時間)
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■ 課題に対するフィードバック |
課題返却の際は、授業内容の振り返りと全体に対する講評とフィードバックを行う。
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■ 使用テキスト・教材 |
無藤隆監修・福元真由美編者代表 事例で学ぶ保育内容 領域「環境」 萌文書林 学科指定教本(履修の手引き参照)
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■ 備考 |
授業に関するプリントや資料を配布するので、専用ファイルを準備すること。
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■ 連絡先 |
f_yokosawa(at)t-bunkyo.ac.jp
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