開講年次:2年次
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卒業:選必 介護福祉:選必
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開講時期:後期集中 授業形態:講義・演習 授業回数:15 回 時間数:30 時間 単位:1 単位
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■ 科目のねらい |
この科目は、人間福祉学科のディプロマ・ポリシーである「人間福祉学科が学修の成果として求める、知識・技能・態度(人間性)を身につけ、地域、社会で実践することができる人材育成」を目標に設置されたカリキュラム・ポリシー「地域の人々がより豊かな生活を送ることができるよう、実践的な地域活動や余暇活動の科目」である。本授業では、視覚障がいを持ちながら生活する人の思いを理解し、障がいによる生活への影響と支援の方法を修得することをねらいとする。
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■ 授業の概要 |
視覚障がいについての法制度及び医学的基礎知識と社会心理的側面を理解し支援方法を理解する。
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■ 達成目標・到達目標 |
@視覚障がい者の法制度、福祉サービスについて述べることができる。 A同行援護の役割について述べることができる。 B視覚障がい者の疾病と心理について述べることができる。 C視覚障がい者の移動介助、情報支援方法について述べることができる。 Dさまざまな場面における視覚障がい者の介助を実践できる。
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■ 単位認定の要件 |
上記目標について、60%以上理解すること
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■ 単位の認定方法及び割合 |
期末試験:60% 授業内活動:40%
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第1回 |
視覚障害者(児)福祉サービス
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・障がい者福祉の背景と動向・障がい者福祉の制度とサービス・視覚障がい者の概念と定義・視覚障がい者の現状 ・視覚障がい者の移動支援制度と変遷・移動支援と同行援護・移動に関係する制度
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第2回 |
同行援護の制度と従業者の業務@
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・同行援護概論・同行援護従業者の職業倫理・同行援護の制度・同行援護制度の利用
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第3回 |
同行援護の制度と従業者の業務A
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・同行援護従業者の職業倫理業務・リスクマネジメント(緊急時対応)・実務上の留意点
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第4回 |
障害・疾病の理解@
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・視覚障がい者についての理解・視覚障がい者の実態とニーズ・「見え」の構造・視覚障がいの原因疾患と症状・同行援護の留意点
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第5回 |
障害・疾病の理解A 障害者(児)の心理
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・同行援護の留意点 ・先天性視覚障がい者の心理・中途視覚障がい者の心理
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第6回 |
情報支援と情報提供@
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・言葉による情報提供の基礎・移動中の口頭による情報支援
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第7回 |
情報支援と情報提供A 代筆・代読の基礎知識@
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・状況や場面別での情報提供 ・代筆・代読
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第8回 |
代筆・代読の基礎知識A 同行援護の基礎知識@
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・点字、音訳の基礎・情報支援機器の種類・自ら署名・押印する方法など ・基本的な考え方・視覚障がい者への接し方
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第9回 |
同行援護の基礎知識A
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・同行援護中の留意点・歩行に関係する舗装具・用具の知識・日常生活動作に関係する用具の知識・環境と移動に伴う機器
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第10回 |
基本技能@
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・あいさつから基本姿勢まで・基本姿勢と留意点・してはいけないこと
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第11回 |
基本技能A
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・歩行、曲がる・狭い場所の通過・ドアの通過・いすへの誘導
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第12回 |
基本技能B
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・段差・階段・交通機関の利用の基本 ・環境に応じた歩行
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第14回 |
応用技能A
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・さまざまな階段・エレベーター・エスカレーター
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第15回 |
応用技能B
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・車の乗降・食事・トイレ・車いす利用の視覚障がい者への対応
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■ 時間外学修 |
・授業後はプリントやノートを使って復習し理解した学習内容や疑問点をノートに整理し、次時に質問する内容を確認してお く。(目安時間:30分) ・基本・応用技能は、事前に演習内容のポイントをあらかじめノートに整理し、次時に質問する内容を確認しておく。 (目安時間:60分)
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■ 課題に対するフィードバック |
@授業中に実施する確認テストについては授業内で解説を行う。 A質問には随時解説を行う。 B回収した課題については、返却時に簡単な添削を行う。
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■ 使用テキスト・教材 |
中央法規 同行援護従業者養成研修テキスト 第3版
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■ 参考文献等 |
中央法規 最新・介護福祉士養成講座第11巻『こころとからだのしくみ』
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■ 備考 |
この科目は、演習を中心に行うので授業に臨む前に、身だしなみを整えておくこと。
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■ 連絡先 |
E‐mail:n_sanpei“at”t-bunkyo.ac.jp
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