開講年次:2年次
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卒業:必修 介護福祉:必修
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開講時期:前期 授業形態:演習 授業回数:15 回 時間数:30 時間 単位:1 単位
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■ 科目のねらい |
この科目は、人間性豊かな社会に貢献できる実践的な人間の育成を目的とした科目である。 介護福祉専門教育科目をさらに強化する人間福祉基盤教育科目としての位置づけと、幅広い視野と汎用性を 養成するための特徴的な発展科目である。地域活動体験を通して、対象者や自己の課題を認識し次の活動に向けた実践力と統合力を養うことをねらいとしている。
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■ 授業の概要 |
高齢者宅訪問活動先の方々へ、手作りマスクの制作、介護予防体操の制作、熱中症予防対策資料の制作を行い、お手紙を添えて配布する。普段の授業では学べない活動を通して、対人援助の基礎的な態度を養う。また、コロナ禍によって制限された生活の不安等への理解を深める。例年と同様の学外活動はできないが、手段を変更した方法を実践し、地域のニーズに応じた地域活動の実践を行う。
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■ 達成目標・到達目標 |
@コロナ禍における地域で暮らす在宅高齢者の生活課題を理解する。 A高齢者の立場になって考え制作活動を実践することができる。 Bマスク制作、介護予防体操制作、参考資料制作、お手紙作成、配布に向けた一連の活動を協力し合い実践することができる。
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■ 単位認定の要件 |
遠隔授業課題のレポートを提出すること。対面授業では、マスク制作などの活動を担い最後まで協力し合うこと。授業内提出物、授業内活動も含めて合計60%以上を満たすこと。達成目標については、制作活動の実践を80%を満たすこと。
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■ 単位の認定方法及び割合 |
期末レポート:40% 授業内提出物:30% 授業内活動:30%
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第1回 |
オリエンテーション
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授業の目的や、学外で行う地域活動の意義と方法について学ぶ。 遠隔授業の課題について説明する。(遠隔授業)
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第2回 |
地域の理解
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大学周辺地域の歴史・文化財・公共施設・生活環境について把握する。(遠隔授業)
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第3回 |
地域における感染症の課題
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新型コロナウイルス感染症が発生しているために抱えている、地域で暮らす高齢者や、生活支援が必要な方々へのニーズを把握する。(遠隔授業)
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第4回 |
高齢者の生活を知る
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南山形文庫を読み、5名の自分史を知る。(遠隔授業)
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第5回 |
高齢者の生活を知る
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南山形文庫の自分史について感想を書く。(遠隔授業)
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第6回 |
感染症予防対策の実践1
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地域でお世話になっている在宅高齢者の方へ、感染予防対策や健康に関する支援を検討する。 マスク制作、介護予防体操制作、熱中症予防対策資料制作の役割分担をする。
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第7回 |
感染症予防対策の実践2
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マスク制作、介護予防体操制作、熱中症予防対策資料制作
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第8回 |
感染症予防対策の実践3
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マスク制作、介護予防体操制作、熱中症予防対策資料制作
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第9回 |
感染症予防対策の実践4
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マスク制作、介護予防体操制作、熱中症予防対策資料制作
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第10回 |
感染症予防対策の実践5
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マスク制作、介護予防体操制作、熱中症予防対策資料制作
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第11回 |
感染症予防対策の実践6
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マスク制作、介護予防体操制作、熱中症予防対策資料制作
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第12回 |
お手紙作成と郵送の準備1
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在宅高齢者へ手紙を書き制作したマスク、介護予防体操DVD、熱中症予防対策資料を郵送する準備をする。
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第13回 |
お手紙作成と郵送の準備2
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在宅高齢者へ手紙を書き制作したマスク、介護予防体操DVD、熱中症予防対策資料を郵送する準備をする。
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第14回 |
制作活動の振り返り
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完成した手作りマスク、介護予防体操DVD、熱中症予防対策資料をグループごとに発表する。 一連の制作活動を振り返り、反省点と課題を確認する。
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第15回 |
制作活動を通した地域活動体験の振り返りとまとめ
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遠隔授業も含めた全体を振り返り、学びと成果、課題をレポートにまとめる。
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■ 時間外学修 |
自分の住んでいる地域を知るために、公共施設や文化財、歴史ある建物などを調べてレポートにし提出する。
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■ 課題に対するフィードバック |
マスク作り、手紙作成、配布などの取り組みを振り返り、相互に確認する。また、訪問先の方や民生委員の方からの感想をいただき共有する。
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■ 連絡先 |
n_yokoo(at)t-bunkyo.ac.jp
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