開講年次:2年次
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卒業:選必 福祉主事:選必 介護福祉:選必
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開講時期:前期 授業形態:講義 授業回数:15 回 時間数:30 時間 単位:2 単位
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■ 科目のねらい |
この科目は人間福祉学科の3つのディプロマ・ポリシーを身につけることを目標に設置されたカリキュラム・ポリシー「 基礎的人間教育を配し、豊かな人間性および柔軟な思考力を培うための土台を養う」ための科目である。 心の精神健康の保持向上、精神障害の発症予防、早期発見、再発防止などについて基本的知識を学び、援助を必要として いる人への適切な対応が可能になることをねらいとする。
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■ 授業の概要 |
精神保健(メンタルヘルス)を学ぶ目的は自他の心の健康を保持、増進させる知識を身につけ、実践できるようになる ことである。講義内容には心理学や精神医学の専門用語が多いが、メンタルヘルスの知識や理解には必要である。 これらを踏まえた上で、授業者の福祉施設における医師として実践した事例等の解説を加えながら、メンタルヘルスの保持向上などについて学び、援助を必要とする人への心のケアにつなげるための基本的知識を理解する。
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■ 達成目標・到達目標 |
@精神の発達理論を理解し、年代別の課題を述べられるようになる。 Aストレスについて正しい知識を持ち、ストレスコーピングができるようになる。 B学校・家庭・地域社会・産業などにおけるメンタルヘルスの一次、二次、三次予防について学び、自他に応用が可能になる。 C精神障害、心身症について学び、メンタルヘルスケアを人に説明できるようになる。
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■ 単位認定の要件 |
@〜Cの項目すべてについて、60%以上理解すること。
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■ 単位の認定方法及び割合 |
授業内提出物:10% 授業内試験:90%
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第1回 |
精神保健とは
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精神保健総論。精神保健の意義と目的、課題
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第2回 |
精神保健の歴史
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精神保健の歴史から現在の精神保健
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第3回 |
心と脳
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心と脳について心身相関の立場を学ぶ。人体の神経のしくみ
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第5回 |
ライフサイクル1
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乳幼児期・学童期の発達と精神保健
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第7回 |
ライフサイクル3
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老年期の精神保健。人生の最終段階における医療とケア
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第8回 |
心理テストと心理療法
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各種の心理テストと心理療法
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第9回 |
学校・家庭の精神保健
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学校・家庭・地域社会におけるメンタルヘルス
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第10回 |
高専・大学のメンタルヘルス
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高専・大学のメンタルヘルス
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第11回 |
産業メンタルヘルス
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ストレスチェックと産業メンタルヘルス
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第13回 |
高齢者の精神障害
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高齢者の精神障害、特に認知症
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■ 時間外学修 |
事前に配布する資料を読み、不明や疑問の事項があれば質問を用意すること。(目安時間:各回約2時間)授業後は復習 し、さらに理解を深めること。(目安時間:各回約2時間)
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■ 課題に対するフィードバック |
適宜,質問に対して解説を行う。
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