開講年次:1年次
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卒業:選必 福祉レク:必修 介護福祉:必修
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開講時期:前期 授業形態:講義 授業回数:15 回 時間数:30 時間 単位:2 単位
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■ 科目のねらい |
この科目は,人間福祉学科のディプロマ・ポリシーである「人間福祉学科が学修の成果として求める、知識・技能・態度(人間性)を身につけ、地域、社会で実践することができる人材育成」を目標に設置されたカリキュラム・ポリシー「介護実践に必要な,人間の成長と発達ならびに障がいの医学的側面に関するこころとからだのしくみを理解する」ための科目であり,介護福祉士必修科目である。さまざまな環境に適応しながら社会生活を送る人間のこころのしくみと,生活支援技術の根拠となる人体の構造と機能というからだの基礎知識について理解することをねらいとしている。
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■ 授業の概要 |
生活支援技術を実践するためには、人間の欲求,自己概念と尊厳,学習・思考・記憶・感情に関するこころの諸理論,意欲や動機づけ,適応のしくみ、および,人体の構造と機能の基本を理解するとともに、生命維持や生理機能、人体の恒常性について、生理学的・医学的なからだに関する基本知識を理解する必要がある。これらを踏まえた上で,授業者は看護師としての実践事例などを取り入れながら,根拠に基づく生活支援技術の実践につながる基礎知識を修得する。
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■ 達成目標・到達目標 |
@人間の基本的欲求や自己概念と尊厳について理解し,自分の考えを述べることができる。 Aさまざまな環境に適応しながら社会生活を送る人間のこころのしくみについて説明できる。 B人体構造の概略,生命維持に必要な人体機能,人体の恒常性について説明できる。 C運動機能や消化機能、神経系、感染・免疫系の基本的な機能について説明する。
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■ 単位認定の要件 |
@〜Cの項目全てについて、60%以上理解すること。
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第1回 |
健康とは何か
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こころとからだの健康とは何か生活の質とは何か健康寿命の考え方
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第3回 |
自己実現と尊厳
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ライフステージ毎の自己概念尊厳といきがい
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第4回 |
こころのしくみに関わる医学的知識
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こころと脳の関係脳のしくみ
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第5回 |
こころのしくみの基礎
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学習・記憶・思考のしくみと諸理論感情・認知のしくみ
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第6回 |
こころのしくみの基礎
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動機付け・適応のしくみ
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第7回 |
人体の構造
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人体部位の名称骨格・関節・筋肉・血管
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第8回 |
人体の生命維持
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恒常性のしくみ(体温・呼吸・脈拍・血圧・その他)自律神経バイタルサイン
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第10回 |
感覚器系
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視覚器,平衡聴覚器嗅覚・味覚器,皮膚
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第13回 |
泌尿器・内分泌系
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泌尿器・内分泌器系の器官の構造と機能
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第15回 |
感染、免疫系
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血液の機能感染症と免疫機能こころとからだのしくみのまとめ
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■ 時間外学修 |
授業前に疑問となる専門用語をメモし授業時に質問できるようにしておくこと。また授業後は内容をノートに整理しまとめ,他者に説明できるようにしておくこと。(目安時間 : 約30分) 人体のこころとからだのしくみについて資料検索やレポート作成をすること。(目安時間 : 各レポート約2時間)
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■ 課題に対するフィードバック |
@授業内で実施した確認テストについては解説を行うA適宜,質問に対して解説を行う
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■ 使用テキスト・教材 |
最新・介護福祉士養成講座11『こころとからだのしくみ』 (中央法規出版)
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■ 参考文献等 |
『からだの地図帳』講談社適宜,配布する
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