開講年次:1年次
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卒業:選必 福祉レク:選必 介護福祉:選必
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開講時期:後期 授業形態:演習 授業回数:15 回 時間数:30 時間 単位:1 単位
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■ 科目のねらい |
この科目は人間福祉学科の3つのディプロマ・ポリシーを身につけることを目標に設置されたカリキュラム・ポリシー「 基礎的人間教育を行い、豊かな人間性及び柔軟な思考力を培う」ための科目である。 芸術を通した表現力を育成し、高齢者や障がい者とのコミュニケーションを促進するためのスキルを習得することをねら いとする。
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■ 授業の概要 |
美術の意義、知識、技術を習得し、高齢者や障害者とのより良い関係を築く一助とし、それらを豊かな生活環境創造のために役立てます。 美術教員としての経験を生かして、美術の様々なジャンル(絵画、彫刻、デザイン、現代美術、鑑賞活動)を高齢者や障害者の実態に合わせた形にしての学習、制作(個人および共同)を行い、将来の制作活動にもつながる授業を展開します。
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■ 達成目標・到達目標 |
@介護、援助の手段としての美術、その意義が正しく説明できる。 Aまた、それを活用する上での技術を実践できる。 Bまた、その技術を活用し作品をつくることができる。
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■ 単位認定の要件 |
@〜Bのいずれか2つを十分に達成すること。
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■ 単位の認定方法及び割合 |
期末レポート:30% 授業内提出物:30% 授業内活動:40%
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第1回 |
ガイダンス
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この授業における演習の流れをおさえ、目的を意識する。
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第2回 |
絵画の学習T「人物クロッキーT」(個人制作)
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人物画の制作を通して、絵画の基本を学ぶ。また、モデルの経験もする。
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第3回 |
絵画の学習T「人物クロッキーU」(個人制作)
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〃
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第4回 |
彫刻の学習「粘土による手首の制作T」(個人制作)
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人体の塑造によって、立体制作の基礎を習得する。
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第5回 |
彫刻の学習「粘土による手首の制作U」(個人制作)
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〃
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第6回 |
デザインの学習「シンボルマークの制作T」(個人制作)
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自分のシンボルマークの考案を通して、色と形についての理解を深める。
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第7回 |
デザインの学習「シンボルマークの制作U」(個人制作)
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〃
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第8回 |
色についての学習(講義形式)
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色とは何か、光との関係から考える。また、その特性(三属性)を知る。
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第9回 |
絵画の学習U「絵手紙の制作T」(個人制作)
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静物画をモチーフに、絵具の理解と習得をめざす。さらに、それによる作品を彩る喜びを味わう。
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第10回 |
絵画の学習U「絵手紙の制作U」(個人制作)
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〃
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第11回 |
共同制作「壁面装飾」
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色画用紙を使った壁面装飾を共同で制作する。
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第13回 |
共同制作「壁面装飾」
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福祉現場での活用を考えた媒体(折り紙、ちぎり絵等)も取り入れ制作する。
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第15回 |
美術史(西洋・近代・現代)についての学習(講義形式)とまとめ
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美術の歴史を一通り学習する。
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■ 時間外学修 |
前回の授業における課題制作をふりかえり、ノート、その他画用紙等に再現できるようにしておくこと。 (目安時間:各回約1時間)制作前には授業で行う活動について、アイデアを構想しておく。
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■ 課題に対するフィードバック |
一つの制作が終わる毎に、学生相互による講評を行う。回収したレポートについては、返却時に簡単な添削、ならびに全体に対する講評を行う予定である。
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■ 使用テキスト・教材 |
授業中に教材プリントを配布
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■ 備考 |
材料費として500円程度必要となります。
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