開講年次:1年次
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卒業:選必 福祉レク:選必 介護福祉:選必
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開講時期:後期 授業形態:演習 授業回数:15 回 時間数:30 時間 単位:1 単位
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■ 科目のねらい |
この科目は人間福祉学科の3つのディプロマ・ポリシーを身につけることを目標に設置されたカリキュラム・ポリシー「 基礎的人間教育を行い、豊かな人間性及び柔軟な思考力を培う」ための科目である。 演劇を通した表現力を育成し、介護施設の利用者の現す表現を感じ取る感性の豊かさと、コミュニケーションを促進する 表現方法を身に付けることをねらいとする。
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■ 授業の概要 |
現役の舞台役者としてのノウハウを授業に活かし、総合芸術である演劇を通して、社会における自分の役割を意識し、それにふさわしい行動様式を身に付けることができ、自己の新たな発見、自発性、想像性、創造性、協調性などを養う事が出来るように授業を展開する。 福祉・介護施設の利用者の現す表現を感じ取る感性の豊かさと、コミュニケーションを促進する表現方法を身に付ける動機付けとする。また、人間が生活の中で現す喜怒哀楽などの感情の理解や表現方法を学習する。 演劇の講義・体験を通して、福祉・介護施設職員に求められる感性の豊かさと、コミュニケーションを促進する態度、自 己投入する態度、受容の態度など身体表現方法を学習する。 この授業は「演劇を学ぶ」のではなく、演劇のツールを使用し、感じる事や自分を知ることにより、他人との関係を円滑 にしていく方法を学習する。
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■ 達成目標・到達目標 |
@発声・感情表現などの基礎を体験し、自己解放、身体表現の方法を学ぶことにより、自己能力を高める事ができる。 A相手の動きと表情から相手の気持ちを考えられるようになる。 B人前でも自然に自己表現ができるようになる。 C自己感性や身体イメージを見つめることができる。身体表現と介護の関係を考えられる。
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■ 単位認定の要件 |
@〜Cの項目すべてについて、60点以上理解する事。
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■ 単位の認定方法及び割合 |
期末レポート:15% 期末試験:15% 授業内提出物:20% 授業内活動:50%
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第1回 |
オリエンテーション
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授業概要・服装の準備・インプロであいさつする
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第2回 |
コミュニケーション
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ゲーム感覚で自己紹介・関係を作る・相手を見る・聴くなど
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第3回 |
ストレッチ体操
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音楽に合わせて呼吸を整えながらゆっくり身体を動かし感じ取ることを体感する
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第4回 |
基本的ステップ
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音楽に合わせて基本的なステップ(歩く、跳ぶ、回るなど)
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第5回 |
呼吸法(腹式呼吸、丹田呼吸)
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静かな動きで深い呼吸をする。気分を落ち着ける、自分の軸をみつける
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第6回 |
リラクゼーション
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身体をリラックスする・力を抜く・開放する・五感の覚醒
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第7回 |
身体コミュニケーション
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身体を感じる・相手を感じる・身をゆだねる・空間を感じ取る・全体でオブジェを作る
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第8回 |
発声練習
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腹から声を出す・言葉を伝える・早口言葉
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第9回 |
リズムのある動き
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人間の動きや話のリズムに自分をのせ、人に心地よさを与える
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第10回 |
課外授業
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付属幼稚園にて、児童と一緒に遊び事により、人として何が大切かを考える。
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第11回 |
演技@
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イメージしたモノを身体で表現する・色を表現する
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第12回 |
演技A
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瞬発力・発想力・共同作業・即興で演じる
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第16回 |
単位認定試験(パフォーマンス発表)
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フォーラムで発表する
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■ 時間外学修 |
毎回の授業での”気づき””発見”などをレポートにまとめる。(目安時間 30分) また、倫理的読み物を読んで(テキスト有)その内容の感想を書く。(目安時間 30分)
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■ 課題に対するフィードバック |
授業内提出物、授業内活動について、講評を行う。
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■ 備考 |
演劇手法であるインプロ・メソッド・アイスブレイク等を取り入れています。 演劇は、暗記したり、テストをしたりして評価できるものではありません。 生身の人間とそして自分自身としっかり向き合う事が大事です。 授業計画は、これらの内容を行うという事であり、必ずしも順番どおりではありません。
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